内閣改造
シナリオ・センター代表の小林です。国土交通大臣は留任だそうですので、良かったなぁと思います。(?)災害対策は万全なのでしょう、きっと。
内閣改造が行われました。
今回は女性登用が売りのようです。もちろん、私も女性ですから大いに歓迎したい、男性社会を変えていくのは女性だと思っているのですが、そのうちの3人が世襲議員、なんだかなぁ~、変化は望めないなぁ~。
子ども政策担当大臣の加藤鮎子さんは加藤紘一さんの、地方創生大臣自見栄子さんは自見庄三郎さん、復興大臣土屋品子さんは土屋義彦さんの御令嬢という方々。
今回の内閣の期待度アンケートでは、とても期待が1.1%、ある程度期待が1.7%(笑)。
97%近くが期待していない、その内90%が全くと答えています。
すご~い、これほど期待されていない内閣も珍しいですね。失礼ながら「期待され内閣」っていうネーミングはいかがですか。
こんなに期待されない内閣改造というのもなかなかですが、早くも自民党の選挙対策委員長に任命されたばかりの小渕さん、「親族企業に政治資金をまわしたと」文春砲が。
小渕さんだけでなく、色々と出てきそうな気がします。今注目の木原さんだけでなくキナ臭くない人は誰一人いないのが政治家、特に与党は利権が大きいですからね。旧統一教会がらみはどうなっているのでしょう。
悲しいことだと思います。私たちはこんな人しか(どこかの亡くなった首相がいっていた気が・・・)いないお上を支えざるを得ないのです。その上、お金持からではなく下々から勝手に税金を取り、勝手に使われてしまうのです。
あ、10月からのインボイス制度も反対しましょう。またまたなけなしの人から税金を搾り取る制度ですから。
西洋絵画 風景をめぐる12か月
情けない悲しい世の中でも、ちょっと気分を上げてくれる、気持ちよくしてくれるのが文化芸術の力。
私たちが創るドラマ、映画、小説、アニメ、ゲームシナリオ、戯曲、ラジオドラマなど等はもちろんのこと、絵画の力も素晴らしい。
本科の竹内麻里子さんが執筆されました。
「西洋絵画 風景をめぐる12か月(監修瀧澤秀保)」(三才ブックス刊)
この本はとても面白い構成で365日、曜日ごとに設定した「歴史」「技法」「舞台」「秘話」「謎」「逸話」「自然」の7つのテーマで解説されています。
風景が366の名画で紹介され、名画に書かれた風景の秘密を紐解いてくれます。
絵画は描かれた人の気持ちとか、その時代の背景とか、歴史、逸話などを知るともっと面白く味わい深くなります。
「怖い絵」シリーズでおなじみの中野京子さんの本の人気も、絵画に潜んでいるものを教えてくれるからですね。
私の誕生日1月18日の絵は「仏陀」(オディロン・ルドン)この日のテーマは秘話。
『ルドンは、風景画の大家コローからふたつのアドバイスを受けます。
「確かなものの傍らに、不確かなものを描く」こと「毎年同じ場所の同じ木を描く」こと。
コローの教えをルドンは忠実に守り続け、版画、木炭画、油彩などさまざまな技法で樹を描きつけたのです。
このパステル画「仏陀」でも、大樹の隣に、異国の神である仏陀が描かれています。
仏陀がその下で悟りを開いた菩提樹で、どっしりとした樹は「不確かなもの」である仏陀の存在を確かなものとする依り代であるといえます。』(若干略しています)
こんな感じです。
今日11月13日は「マースレニツァ」(ポリス・クストーディエフ)。ロシアの祝祭を描いています。なんだか今を象徴しているような。
11月20日は「ウラジーミル街道」(イサーク・レヴィタン)。ひたすら平たんな道が描かれています。この道は流刑になった囚人が歩くシベリアへと続く流刑への道です。ウラジミール・プーチンが作ったわけではないですよね。茅ケ崎の雄三通りとは違う?(笑)
絵画は歴史や秘めた物語があります。
この本が一冊あると毎日、ぼんやり絵を眺めてほっとでき、さまざまにまつわるお話に新しい想像を掻き立てられそうです。
絵画にまつわる物語に想像の翼を広げてみてください。