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代表 小林幸恵が毎日更新!
表参道シナリオ日記

シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。

伝えよう

創る

男社会

シナリオ・センター代表の小林です。お彼岸も近くなってきたのに、ちっとも涼しくなりません。「暑さ寒さも彼岸まで」といわれますが、本当に秋分の日を境に涼しくなって欲しいです。
この春、上映され評判をよんだセンタースタッフの田中和次朗脚本監督作品「ひみつのなっちゃん」がオーストラリア日本映画祭、オランダカメラジャパンオファー上映と、海外でも上映されています。
映画そのものの面白さには笑って楽しんでくれたのですが、オーストラリアも、同性婚をいち早く認めている国オランダは、日本のあまりの古さびっくりしてしまったようです。
まさに、日本は、恥ずかしい!

内閣改造では、またしても、すっかり各国に遅れた国をアピールしてしまいました。
閣僚に5人も女性を登用したと威張っている岸田首相ですが、副大臣・政務官54名、全員男性となりました。
男性オンリーでという驚きに、適材適所にお願いできるお願いできる女性がいないからという大臣の噴飯ものの発言、54人中26人も旧統一教会がらみと、この男性たちの何処が適材適所なんじゃい!!
しかも、岸田首相は「女性ならではの~」と宣う。こういう発言をすることの意味が分かっていないから平気で言えるのですね。
「男性ならではの~」って、副大臣・政務官にも宣うのでしょうか。
アー、日本はどんどん後進国になっていく。

創作の意義

他人に伝えるということは、とても難しいことです。
たぶん、誰もが「そういうつもりでいったわけではないのに・・・」とわかってもらえない悔しさを感じたことはおありかと思います。
私たちは、さまざまな方法で表現する手段を持っていますが、殆どの方が活かしきっているとは言えないと思います。

そんな表現の方法の一つが創作です。
80年前、本を燃やされ、歌舞音曲を禁止された時代がありました。
大本営発表以外は信じてはいけない、いや信じさせられた時代です。
「日本国民が一丸となって戦わなければいけない時に何をしているのだ」と、本を捨てられ、歌舞音曲は戦争を鼓舞するもの以外は禁止されました。
それはなぜか、団結を壊されることが怖かったからです。嘘を見抜かれるのが怖かったからです。

文化芸術には、大きな力があります。
観る人の、読む人の、聴く人の、演じる人の、歌う人の心に訴えることができるのです。
サザンオールスターズの歌が「神宮外苑伐採反対」へ影響を与えたように。
キナ臭い世の中になり始めている今こそ、文化・芸術は必要なのだと思います。
そのためには一人一人が表現方法を持つことです。
シナリオは、アクション・リアクションを描きます。
アクションを起こすだけでなく、受け手のリアクションも考えなくては創れません。
対立を描くとすれば双方が正義でなくては面白くなりません。
きちんと間違いがわかり、100%の正解があるのなら、葛藤も生まれません。
ですが、すべてに正解はないからこそ葛藤・対立が起き、ドラマが生まれるのです。

創作こそ、私たちが多くの方に伝えられる手段です。
あなたの想いを、考えを、思いっきり表現していきましょう。
伝えられる表現ができるように、シナリオ・センターは、どう描けば伝わるのかシナリオの技術でお伝えしていきます。
一人でも多くの方が、ご自分の表現方法を持っていただけたらと願っています。

過去記事一覧

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