朝ドラ
シナリオ・センター代表の小林です。今日は、あの人気朝ドラ「らんまん」の脚本を執筆された出身ライター長田育恵さんが、月刊シナリオ教室の取材のためにおいでくださいました。
私も毎朝、堪能させていただいています。
来週で終わってしまうのはとてもとても残念で、きっと私以外にも「らんまんロス」の方が続出されるでしょう。
15分中に毎回毎回ワクワクさせるシナリオを創るというのはとても難しいのですが、毎朝続けて見たくなるようにドラマをひっぱっていくシナリオのうまさは、さすがです。
とくに主人公の植物学者槇野万太郎は、ヘタすると代々続く家業もほったらかして、植物にしか目がない偏狭な男のようになりがちですが、ちゃんと自分の信念を持っている愛されキャラクターにしています。
しっかりと憧れ性と共通性がつくられているから、魅力的になっているのですね
「らんまん」は、様々な愛に溢れているだけでなく、時代に反発していく力強さが、今のろくでもない時代とリンクして視聴者に共感を呼んでいるのではないでしょうか。「そうだ!そうだ!!」と言っている私がいます。全く興味がなかった野の草花にも目が行くようになっちゃいました。(笑)
お話しの掲載は、月刊シナリオ教室12月号。楽しみにお待ち下さい。
10月からの朝ドラ「ブギウギ」は、出身ライター櫻井剛さんと足立紳さんです。
戦後一世を風靡した笠置シヅコさんがヒロインのモデル。きっと明るいドラマになるのでしょうね。
応募規定
今日のミソ帳倶楽部は、今月締め切りのシナリオコンクール「TBS NEXT WRITERS CHALLENGE」の韓哲プロデューサーがおいでくださいます。
締め切り間近ではありますが、お話を聴いてよりクオリティアップして応募していただければと思います。
そして、すごいですよ、ミソ帳俱楽部はコンクール、コンクールの日々。(笑)
来週9月26日火曜日は「橋田賞新人脚本賞」、10月4日水曜日は「日テレシナリオライターコンテスト2023」と続きます。
是非ともしっかりと聴講されて、栄冠へと突っ走っていきましょう。
コンクールで大事なのは、もちろん面白いかどうか、今までにない新鮮なものであるかどうかなのですけれど、実は皆さんが気付かない落とし穴があるんです。
それは、応募規定。
テーマや内容は自由でも、応募の仕方がきちんとしていないと、どんなに内容が良くても最初に振るい落されてしまいます。
規定枚数や提出の仕方、それぞれのコンクールで違いますから、よくよく読みこんでくださいね。
ちゃんと読んでいるよとおっしゃるかもしれませんが、シナリオ・センター主催のシナリオS1グランプリでも、応募規定に合っていないというだけで毎回1割近くの人が最初の段階で落とされてしまっているのです。
案外、作品に力が入っていて、見逃してしまう方が多いんですね。くれぐれもくれぐれもしつこいようですが気をつけてください。
どんなに素晴らしい作品であろうと、もうそこで陽の目をみることがなくなりますから。
今回、直近で3大コンクールのお話が聴けるのですから、しっかりと内容を把握して、きちんと応募規定を読みこんでくださいね。締め切りも気をつけましょう。ガンバ!!