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代表 小林幸恵が毎日更新!
表参道シナリオ日記

シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。

動け。

Teamその子

好きこそものの・・・

シナリオ・センター代表の小林です。さわやかな秋空が広がっている表参道ですが、具合の悪い方も多く、センターのスタッフも寒暖差アレルギーでダウン。コロナ、インフルエンザ、寒暖差アレルギーがいまや病院にあふれる三大症状なのだそうです。
涼しくなって、ふと気持ちがゆるんで、病につけ込まれるのでしょうか。
皆様、くれぐれも油断なさらず、体調管理をしっかりといたしましょう。

先日、加山雄三さんファンの友人と加山雄三銀座ギャラリーに行ってきました。
加山さんってびっくりするほど色々なことができる方なのですね。
版画、油絵、設計図、緻密な船の絵にはプロとしか思えません。
アマとプロの境界線ってなんなのでしょう。加山さんは画家としてもプロと呼んでいいのでしょうね。
その中に、ビートルズの4人が描かれた抽象画もあり、これがまた4人が4人とも驚くほどの絵を描かれています。
音楽と絵画って何か共通するものがあるのでしょうか。
また、加山さんは「幸せの料理帖」(KADOKAWA)を』という料理レシピ本を出され、これがまたすごい。
子供の頃に貝を拾って佃煮にしたところから始まって、光進丸時代に船で腕を磨き、凄腕のシェフとして色々な方々をもてなすのが喜び、幸せだと。一流シェフも驚くようなものから、簡単レシピまで色々あって、私は、早速作ってみました。美味しかった。
加山さんを見て才能ということなのか、凡人ではだめなのかと、ちょっと気落ちしたのですが、加山レシピ飯を食べながら、気が付きました。
加山さんは子供の頃から商船大学の学生さんに習って設計図を描いていたとか、ピアノ弾いてたとかおっしゃっていましたから、やはり才能とは、「継続は力なり」「好きこそものの上手なれ」なのだと思います。
私たちも負けずに、大好きなシナリオを描き続けていきましょう。続ければ必ず開花します。

Teamその子

東京ウィメンズプラザホールで11月11日に上映とトークイベントがあります。
「解離性同一性障害」を理解するためのイベントです。
このイベントで、トークに先駆けて映画「Teamその子」が上映されます。
こちらを脚本・監督・編集されたのが、元本科生の友塚結仁(ともづかゆい)さん。
2018年のシナリS1グランプリ応募作「ガールズ・リベンジ」で高校生の女子バスケット部を舞台に性暴力を取り上げた力作で、準グランプリを受賞されています。
今回の映画は、解離性同一性障害を理解してもらおうと描いたフィクションで、友塚さんが脚本、監督、編集をされています。

解離性同一性障害(多重人格障害)を周囲に隠し、日常生活を送るその子。
その子を守るために内部の人格たちがそれぞれバラバラに行った行動が、周囲との摩擦を生み、その子を追いつめてしまう。
人格たちとの葛藤と理解、そして和解の物語。

私はまだ拝見していませんが、解離性同一性障害を理解するためにも是非見てみたいと思っています。
解離性同一性障害は、子供の頃に堪えがたい、無力を感じるような逆境を経験していると意識が身体から離れる解離という手段を使って生きて延びようとすることでおきるようですが、解離するすべての人が解離性同一性障害になるわけではないそうです。

このイベントは映画を通じて、解離性同一性障害を少しでも理解してもらいたいと行われます。
人は皆違うのですから、色々な方がいらっしゃることを理解することは、創作する上でも大事なことかと思います。

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