賃上げ
シナリオ・センター代表の小林です。びっくりですが、11月です。半袖を着ている方も多いのに、秋もたけなわの時期です。
もうなにをかいわんやです。気候だけは暑いけれど、心も懐も寒い昨今に、内閣支持率が落ちてもなお、いけしゃあしゃあと閣僚らの給与引き上げ法案を出すという、驚きのこれほど厚顔無恥な振る舞いに、まともな人間?と思うのは私だけでしょうか。
閣僚らの給与引き上げ法案「特別職の職員の給与に関する法律」の改正案。今回の法案が成立すると、首相が年間約46万円の賃上げに、大臣が約32万円の賃上げするのだそうです。
政府の肝いりでしっかりとため込んでいる大企業以外は、コロナでの業績不振、借入返済に苦しんでいるのが零細企業の実情。その上、インボイス制度をこなせない小さなお店が続々閉店。子どもの貧困9人に1人と増えているときています。
この人たちはどこを見ているのでしょうか。
今月から社会保険の負担増で、賃上げのあった人ですら大変なのに、大半の人は賃上げなどされていない、マイナスなのですよ。
しかも、減税の時と同様またまたしたり顔で、 「内閣総理大臣3割、国務大臣2割を国庫へ返納する、これを申し合わせをしてきているところであります」って、いかにも自分はもらわない風だけど、返納しても30万円アップだとは言わない。
返納するなら全部返納しろよ!
ああ、もう日本はどうなるんでしょ。怒りましょうよ、私たちはもうこれ以上黙っていてはいけません。
Theミソ帳フェス2023
さてさて、小出しにしておりました11月23日開催の「業界に求められる脚本家になるための『ミソ帳フェス 2023』」
少しずつ出して煽っていたのですが(笑)、ゼーンブでそろいました。
朝10:30から夕方18:30まで、息もつかずに怒涛の勢いで楽しんでいただきたいと思っています。
なにしろ、勤労感謝の日の11月23日(木・祭日)は、創設者新井一の命日で27回忌、遺言を果たさなくちゃいけない。
新井の遺言とは何か。「シナリオ・センター在学生は、全員プロにするのだ!」
で、その志を継いで業界に求められる脚本家になるための『ミソ帳フェス 2023』」を開催します。
是非是非、対面でもオンラインでも、ともかくお越しください。
業界から求められる脚本家とは、どんな脚本家なのでしょうか。それは、オリジナルで勝負できる力がある脚本家です。
実際に、TBSや日テレのコンクールが復活している背景のひとつに、オリジナル作品が書ける脚本家が求められていることが挙げられます。
そこで!百戦錬磨の先輩脚本家の方、プロデューサーの方をお迎えして、「業界に求められる脚本家になる」ために必要なものを、押さえていくことにしました。
■Theミソ帳フェス 第1部ゲスト 10:30~ 12:00 のゲストは、脚本家・橋部敦子さん!
10月クールには、木曜ドラマ『ゆりあ先生の赤い糸』の脚本を執筆。
原作ものに加えて、『6秒間の軌跡〜花火師・望月星太郎の憂鬱』『モコミ〜彼女ちょっとヘンだけど〜』『僕の生きる道』『僕と彼女と彼女の生きる道』『僕の歩く道』の、いわゆる僕シリーズ3部作、連続テレビ小説『ファイト』、など、オリジナル作品も多く執筆されています。
小芝風花さん主演『モコミ〜彼女ちょっとヘンだけど〜』では、向田邦子賞を受賞。
そんな橋部敦子さんが、どんなことを考えて創作をしているのか。オリジナル脚本と原作ものでは、アプローチが異なるのか。キャラクター造形はどのように膨らませているのか、シーンを魅力的に描く方法などなどお話していただきます。
■Theミソ帳フェス 第2部ゲスト 13:00~14:30 のゲストは、脚本家・加藤正人さん!
岸優太さん主演で話題となった映画『Gメン』、島崎藤村の名作を映画化した『破壊』、第27回山本周五郎賞、第151回直木賞の候補作となった原作を映画化した『ミッドナイト・バス』、また、香取慎吾さん主演映画『凪待ち』、企画・脚本を担当された映画『愛のこむらがえり』などでは、オリジナル脚本も執筆されています。
大ベテランの加藤正人さんから、オリジナル脚本にも脚色にも共通する、魅力的なシナリオを書くためのコツを伝授いただきます。
とくに、人物設定と構成の関係の基本について、じっくりとお話をして頂きます。
新井先生の教わったことなどもお話しくださるそうですよ。
■Theミソ帳フェス 第3部ゲスト 15:00~16:30 のゲストは、東宝 市川南プロデューサー!
市川南さんは、東宝で製作・配給される数えきれないほどの多くの作品のプロデューサーとして関わっていらっしゃいます。
11月3日(金・祝)公開の最新映画『ゴジラ-1.0』のお話を中心に、市川さんがプロデューサーとしてどのような視点で、脚本と向き合っているか、どの部分をポイントとして見ているかなど、じっくりとお話を伺います。
さらに、新井一樹著『シナリオ・センター式 物語のつくり方』を若手のプロデューサーの勉強会に活用した経緯から、脚本作りにおいてどういう部分が重要になってくるかなど、深堀をしていきます。
『ゴジラ-1.0』をご覧いただいたうえで、参加いただくと、より効果的です。
すべてのゲストの方々は、後半には、皆さんからの質問にもお応え頂きますので、ふるってご参加ください。
■Theミソ帳フェス 第4部ラストは、「実践講座・プロの技術を活用せよ~」シナリオ・センター講師 浅田直亮さん!
第1部から第3部までのお話を踏まえたうえで、浅田直亮講師による実践講座を実施します。
実践というだけあって、講義だけではなくて、実際にその場でキャラクターを考えたり、キャラクターによって変わるセリフを体感したりしながら、プロの現場で求められる脚本力を磨きます!
Theミソ帳フェスの締めくくりにふさわしく、プロフェッショナルの方法論を皆さんの腕につけるための実践講座です。
朝からゼーンブ参加してもいいし、ご都合の良い時間だけ参加、聞きたいゲストだけ参加、ご自分の都合に合わせて参加できます。
しかも今回はすべての講座をご受講の方にはプレゼントがあるのです。
【Theミソ帳フェス2023・コンプリート特典】
Theミソ帳フェス2023 すべての講座(4講座を予定)にご参加の方には、シナリオ・センター関連書籍の近作の中から1冊をプレゼントさせて頂きます。(柏田道夫『劇的!小説術』(言視舎)・浅田直亮『ちょいプラ!シナリオ創作術』(言視社)・新井一樹『シナリオ・センター式物語のつくり方』(日本実業出版社))
各教室、オンライン上でもその他、23日を楽しむ催しを計画中!です。
ご参加をお待ちしています!