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シナリオ・センターの開講情報をお知らせします。ドラマや映画だけでなく小説、戯曲、漫画やアニメの講座の開講、コンクール対策講座もあります。

なぜ、シナリオの技術が身につくと小説家になれるのか!?

シナリオ・センターの新井です。

8月の「シナリオ8週間講座」が8月1日(木)と3日(土)から開講になります。小説家志望だけど、どうすれば書けるようになれるのか悩んでいる方のために、小説にも役立つシナリオの技術を3つ挙げてみました。

小説とシナリオをものにする本

■鈴木光司さんをはじめ、小説家の出身ライターが多いわけ

先日アメリカの文学賞「シャーリー・ジャクスン賞」を、『リング』で有名な出身ライター鈴木光司さんが受賞されました。鈴木さんは、シナリオ・センターの「作家集団」というクラスまで進み、腕を磨いた方です。過去のインタビューで『素晴らしい師と、志を同じくする仲間たちに巡り合え、プロの作家でやっていく自信をもらうことができました』とお話されていた鈴木さん。

実は、シナリオ・センターからは鈴木光司さん以外にも、多くの方が小説の分野で活躍しています。例えば、原田ひ香さんは「すばる文学賞」を受賞後、純文学の作家として活躍しています。大山淳子さんは「TBS・講談社ドラマ原作対象」を受賞後、『猫弁』シリーズで小説はもちろん、テレビドラマの脚本も執筆され、活躍しています。リンダパブリッシャーズから出版されている『99のなみだ』シリーズなど短編ものでは、多くの出身ライターおよび受講生が作品を執筆しています。

鈴木光司さん

 ■小説にも使えるシナリオの技術①人物の描き方

登場人物のキャラクターの作り方。小説でも、テレビドラマでも映画でも、必ず登場人物がいます。登場人物のキャラクターを作る際に、どこにポイントを置けば魅力的になるのかは、シナリオの技術から学べます。ヒントは、二面性です。シナリオ8週間講座では、第4講「人物の描き方」で学ぶことができます。

『猫弁3』大山淳子

■小説にも使えるシナリオの技術②構成

構成というと、シナリオの世界では、起承転結だ、序破急だ、ハリウッド三幕法だとかあります。シナリオ・センターの場合、起承転結でお教えしますが、これは小説にも応用できます。

ちなみに、起承転結と一言で言いますが、起には起の、承には承の、転には転の、結には結の役割が、それぞれあります。この部分を把握していないと、面白いドラマの構成を作ることはできません。シナリオ8週間講座では、第6講「構成の実際」で学ぶことができます。

 

■小説にも使えるシナリオの技術③映像描写

シナリオは、映像になることだけを書きます。小説との大きな違いはここです。小説では“悲しい気持ち”と書くことはできますが、シナリオでは“悲しい気持ち”と書いても映像に映りません。なので、“悲しい気持ち”を映像でわかるためにどう書けばいいのか、発想をしていきます。この発想の訓練を積めば積むほど、映像的な表現ができるようになります。映像的な表現ができるようになるということは、読者に情景をイメージさせることができるということです。「シナリオ8週間講座」では、毎回課題としてシナリオを書きますので、映像表現ができるようになります。

先述した原田ひ香さんが、「すばる文学賞」を受賞された時、作家で審査委員の高橋源一郎さんが「原田さんは、脚本家から出発しているから、無駄な描写がない」とお話されていました。それは、読者のイメージを喚起する表現を的確にできているという意味です。

 

■『告白』の湊かなえさん、小説を書くときに「柱」を立てているとか 

小説にも使えるシナリオの技術を3つ挙げてみました。『告白』の湊かなえさんも、元々シナリオを書かれていた方です。シナリオ・センターの副所長である柏田道夫が公募ガイドで連載している「一億人の超短編シナリオ実践添削教室」にかつて投稿していたのは、有名なお話です。長澤まさみさん主演の『高校入試』では実際にシナリオを書かれていましたよね。いまでも湊さんは小説を書く際に「柱」を立てるそうです。まさに、シナリオの発想です。

 

8月開講の「シナリオ8週間講座」は、暑い夏に開講ですが、芸術の秋までにシナリオの基礎技術が身につきます。秋の夜長の小説執筆に向けて準備をしておくといいのではないでしょうか。しかも、木曜コースと土曜コースと並行して講座があるので、相互に振替もしやすいため、普段忙しい方、土曜日に遊びに行きたい方にもぴったりです。


8月シナリオ8週間講座 要項

期間

木曜コース 2013/8/1~9/26 毎週木曜日(全8回・週1回・休8/15)
土曜コース 2013/8/3~9/28 毎週土曜日(全8回・週1回・休8/17)

時間

木曜コース 昼の部 13:30~15:30  夜の部 18:30~20:30
土曜コース 朝の部 10:30~12:30

定員 60名
会場 シナリオ・センター(地下鉄「表参道」下車徒歩5分)
アクセスはこちらからご確認ください。
受講料 入学金 1,000円 授業料 20,000円 (全期・教材費・税込)
お申込 お電話にて、ご希望の日時をお伝え下さい。(03-3407-6936)
お支払 現金、または銀行振込、郵便振替にてお支払いください。振込先については、案内請求をして頂き「募集要項」をご確認頂くか、お電話でお問合せください。
開講間近の場合は、直接シナリオ・センター事務局にて、開講日に現金でお支払いください。カードでのお支払いはできませんので、ご了承ください。

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