主人公のリアクションを引き出す
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主人公はもちろんのこと、登場人物のキャラクターが伝わるように描きたい!
それは、創作者ならだれもが願ってやまないこと。
では、どうやったら「キャラクター=個性」は伝わるのか。
主人公らしさ が伝われば、あなたの作品はグッと魅力的になるはず。
では「キャラクター=個性」は、どんなときに出るのだろうか。
考えてみよう!
例えば、道がわからず困っている人に――
・的確に親切に道を教える
・一緒に目的地まで行ってあげる
・関係ないことまで、こまごま説明してしまう
例えば、電車で足を踏まれたとき――
・踏んだ相手を怒る
・踏み返す
・踏まれたのに謝る
そう。主人公のリアクションに「キャラクター=個性」を出すことができる。
つまり。主人公らしいリアクションが描けたとき、キャラクターを表現することができる。
主人公のリアクションを引き出す「リトマス」(※)。
「リトマス」をかけて、リアクションを描く。そうすることで、主人公が活き活きしだすのだ。
※リトマス:
「リトマスとは、よく小学校で理科の時間に習うあれです。透明な二つの液を試験管に入れて、どちらがアルカリ性か酸性化ということを見分けるのに、リトマス液を垂らしてみます。赤くなれば酸性であり、青くなればアルカリ性であるということを教えられました。その原理をドラマに応用するのです。」(新井一著『新版 シナリオの基礎技術』より)
★動画版はこちらで↓↓
なお、この動画の内容は、担当の新井と田中、また、『新井一、かく語りき』の原案を考えるクラブ活動「語りきクラブ」にご参加いただいている方々にもご協力いただいています。
今回の原案担当:新井
▼「登場人物の作り方にはコツがある!キャラクターの書き方/ポイント」
リトマス法についてはこちらの動画も併せて
▼「シナリオはじめの一手。『人物を動かすリトマス法』」
リトマス法に関するこちらの記事も併せて
・【シナリオ以外にも使える】物語を面白くするリトマス法