春は
シナリオ・センター代表の小林です。2月になりました。あっという間にバタバタかつイジイジしながら1月が過ぎていった気がします。
2月3日の節分で鬼を払えば、4日は立春、春を迎えます。
なのに、能登半島には春の気配が見えません。
災害が起きた時に欧米ではTKB48を行うのだそうです。
TKB48は、被災者が安心して避難できるようにT(トイレ)K(キッチン)B(ベッド)を48時間以内に用意することをいいます。
日本と同じ地震国のイタリアは、緊急部隊があり、これらの備品が常に用意されており、すぐに仮設住宅を設置し、キッチンカーを用意して暖かいパスタだけでなくワインも出せるようになっているだそうです。
それに比べて日本は、いまだに寒々しい体育館への避難、冷たいおにぎりやパン、貧弱なお弁当・・・。
キッチンカーで暖かな炊き出しをしてくれるのは、NPO法人や民間ボランティア、避難されている方の欲しいものを聞いて届けてくれるのも民間。公は、ともかくお仕着せのこれがあればいいでしょ的な支援。
それを良しとしているお上はどういう思考をしているのでしょう。
裏金もそうですが、腹を立てまいと思ってもついつい・・・。
いくら元気なところは元気でいることが大切と言っても、間違えないでください。力をつけて支援するためにですよ。
この状況の今、国会初登院に、杉田水脈、生稲晃子議員たちが着物姿で、写真を撮りまくって喜ぶという神経は理解に苦しみます。
着物を着ることが悪いとは言いません。成人式の若者たちだったらまったく構いません。
ですが、議員です。嬉しそうに着物姿を自慢し合う姿を見て、家族や友人を亡くし、家を壊され、明日のことも描けない方がどんな気持ちになるかなど、少なくとも一般人ではない議員であれば、考えるべき、想像すべきだと思うのですが・・・。
これほどまでに情けない日本のお上たちをいつまでものさばらせておくのか、下々私たち国民の見識も問われます。
ぼっちりばぁの世界
2月15日から25日、中野のザ・ポケットで劇団青年座公演「ぼっちりばぁの世界」が上演されます。
長年、劇団青年座さんとはシナリオ・センターはコラボさせていただいていて「シナリオ・センター舞台脚本コンクール」の審査や戯曲講座へのお手伝い、また劇団青年座さんの公演ごとにシナリオ・センター割引で観劇もさせていただいたりしています。
オリジナル作品を上演する劇団として名を馳せている劇団青年座の今年の第1弾は「ぼっちりばぁの世界」。
関西を拠点に活動されている気鋭の劇作家竹田モモコさんの初登場です。
さびれた海辺のキャンプ場が、「夕陽の綺麗な砂浜10選」に選ばれたことから、地方創生事業として、名前も変えて、あたらしいキャンプ場へと生まれ変わろうとするのですが、そこで働くオーナー夫婦やアルバイトは旧態依然の意識しかなく、改革を図るアウトドアメーカーの面々は思うように運ばない。さて、プレオープンまでどうなるのか・・・。
古い体制から新しい体制への変化は、今一番日本が感じているところですが、キャンプ場を通して、変化するということの意味を考えさせられそうです。
シナリオ・センター事務局にお申込みいただくと、センター割引きで御席をお取りします。
文化庁/一般社団法人日本脚本アーカイブズ推進コンソーシアムが主催する【脚本アーカイブズシンポジウム2024】が、2024年2月18日(日)13時半~17時、オンラインで開催されます。
活動報告13:30~14:00
第一部「オリジナル脚本の魅力とは」14:00~15:15/野木亜希子さん・羽原大介さん
第二部「パネルディスカッション アーカイブの現在・過去・未来」15:30~17:00
■参加 無料 お申込み:https://x.gd/mRRhx (詳細:http://www.nkac.jp/
脚本の本質を見つめるのも大事ですね。