雪の日
シナリオ・センター代表の小林です。昨日、立春だったのに、今日は雪です。なんだかなぁ~。
表参道も雪景色になりつつあり・・・。
交通の問題もあるので、今日の夜の作家集団XCはリモートでお願いをしています。
明日火曜日は、昼のゼミナールクラスのゆるゼミはお休み、研修科Eはリモートで行います。
夜のクラスは通常通りで大丈夫かと・・・。お天気次第ですが。
ありがたいことにオンラインがあると全部休講という形にならないので、ホッとします。
今日は夕方で事務局も閉め、足下が危なくないうちに帰ってもらいます。
東京は、ホント雪に弱いです。交通網もそうですが、歩き方も気を付けないと転んだり滑ったりします。
くれぐれも皆様、お気をつけてお過ごしください。
被災地の皆さんが温かく過ごせますように。
歌舞伎
今朝は、歌舞伎に行ってきました。2月の歌舞伎座は、『十八世中村勘三郎十三回忌追悼』公演です。
歌舞伎はどんどん重鎮がいなくなり、寂しい限りですが、勘三郎丈の追悼公演では、私の推しの仁左衛門丈が昼の部だけ出ていらっしゃるので昼間抜けていってきました。
「籠釣瓶花街酔醒」で、八ッ橋という花魁の間夫栄之丞を演じられました。
すごいなぁと思ったのは、「七之助君の八ツ橋の間夫に見えるようになんとか若返りたいと思います。女性に貢がせても恥ずかしく思わず、堂々としていても、お客様から見てそれが嫌味にならないようにしなければなりません。」と仰っていて、まさに親子と思える歳の差など微塵も感じさせず、若々しくいやらしくない色男。ため息が出るほど素敵でした。
最近は白鷗丈も菊五郎丈もちょっと足もとが危ない感じでハラハラすることも多いのですが、仁左衛門丈は大丈夫。きっと死んでもあの色気は失わないのでしょうね。胸キュン!(笑)
歌舞伎を見ていてもそうですが、若い方が色々な分野で台頭してきました。嬉しいことです。
勘九郎さんはかねがね御父上の勘三郎さんを彷彿させる演技をされているのですが、ますます似てきて、今回初役の次郎左衛門も生き写し。
私は、勘三郎丈の「籠釣瓶花街酔醒」の次郎左衛門も見ているので、あまりのうまさに泣けました。芸の継承ってこういうことなのかと。
次男の七之助さんは、日々輝いてどんどん綺麗な女形になって来ていてすごいです。玉三郎丈の教えが功を奏しているらしいのですが、やはり真摯に(キシダメの言葉ではなく)人から学ぶことはすごいことですね。
歌舞伎は、伝承していく芸のひとつですので、多くの先輩に教えを請い、それぞれの芸を学ぶことは、とても大事なのだと思います。
そこに基本があるのですから。
頑張って学んできたのでしょう。若手の鶴松とか新吾とか抜擢された役をきちんと継承して姿を見て嬉しくなりました。
まず基本をしっかりと学び、先人に習うことの大切さ、すべての表現に通じることなのだと思います。