不条理
シナリオ・センター代表の小林です。東京は本当に雪に弱いです。昨日はあちらこちらで交通は不通になり、スリップ事故が多発し、転ばれた方もたくさんいらして・・・。
今日はどうなるのだろうと心配しましたが、案外溶けるのも早く、凍結も少なくホッとしました。
こんな雪のように、様々なわだかまりも溶けるといいのになぁと思いながら出社しました。
この表参道シナリオ日記では、ついつい世の中の不条理に怒りがちのことが多く、心穏やかなお話を書きたいなとは思っているのですが、世の中が悪すぎて、次から次へと文句を言いたくなってしまう私がいます。
今日も今日とて怒っちゃうのですけれど(笑)、訪問介護の報酬が引き下げになるのだそうです。
今も、訪問介護士のみならず介護士全体の報酬が低く、辞めてしまう方が多々出てきているのに、何を考えているのでしょう。
在宅介護が望ましいとか言っているくせに、在宅介護を崩壊させようとしています。言うこととやることが矛盾しすぎ。
自分たちの議員報酬は引き上げて、大変なお仕事をしている人の報酬を引き下げるなど言語道断だと思うのです。
子供じみていますが、大変なお仕事をされている方々にこそ高い報酬にすべきだと思うのです。
この国は、まじめに働いては損をする、他人のために尽くす人はバカをみるようになっているようです。
誰もがまじめに働くのが馬鹿馬鹿しくなって、他人のことを想わなくなってしまったら、国は成り立ちません。
まじめに働く人たちが幸せになれるように、まずやることは大あくびして居眠りしているだけなのに何千万、何億というお金を勝手に使っている人たちを国税庁は脱税で検察庁は立件して、議員を辞めさせてほしいです。
レディ加賀
今、テレビ、映画に引っ張りだこの小芝風花さん主演の映画「レディ加賀」が2月9日から公開になります。
この映画は出身監督の雑賀俊朗監督の監督・脚本作品です。
10年前に加賀温泉郷を盛り上げるために結成された旅館の女将たちによるプロモーションチーム「レディー・カガ」から着想を得て、企画された作品です。
樋口由香は加賀温泉にある老舗旅館の一人娘。子供の頃に見たタップダンスに憧れて、上京してタップダンサーをめざしたものの、夢破れて実家に戻って女将修行を始めることに。
何をやっても中途半端な由香は女将修行に苦戦するものの、持ち前の明るさとガッツで奮闘する。
そんな中、加賀温泉を盛り上げるためのプロジェクトが発足し、由香は新米女将たちを集めてタップダンスのイベントを開催しようと・・・。
折しも加賀温泉のある石川県は、能登半島地震に襲われ、旅館が壊れたり、無事なところも客足が大幅に減っている現状です。
映画を創られた時には、思いもよらなかった大地震。
被災地の方々はまだまだ身も心も寒い日々を送られているかと思いますが、涙と笑いのおもてなしエンタテイメント映画に、心が少しでも温かくなってくださったら嬉しいですね。
そして、元気な方々は、この映画を観て、加賀温泉郷に、石川県にいきたいな、いこうと思って動いてくださったら、被災地の励みになるかと思います。
雑賀監督は「石川県で撮影された作品ですので、能登半島地震を受けて、配給収入の5%を義援金として、石川県に寄付することも決めました。」と。製作陣の気持ちも、石川県へ飛んでいるようです。
被災地支援のひとつとして、是非ともご覧いただければと思います。