丁寧な説明
シナリオ・センター代表の小林です。本日は閏日。表参道は朝からどんよりですが、北陸の空模様はどうなのでしょうか。
4年に一度しかない日だからというわけでもないでしょうが、岸田首相が政倫審に出席ということが話題ですが、本来「裏金」についての説明責任がある人は85名もいるわけで、なぜ全部の人が説明をしないのかよくわかりません。
「丁寧に説明する」というセリフは耳タコくらい聞いていますが、丁寧な説明は聞いたことがありません。
国会議員は、「丁寧な説明をする」といえば、説明したことになるのでしょうか。
残念乍ら、リアルで中継を見ることはできませんが、たぶん大した説明にならないであろうことが想像できてしまうのが悲しいです。
私は、少なくとも国民から選ばれた人が、「特権」を持つこと自体がおかしいと思っています。
むしろ、国民に選ばれた人こそ丸裸でいる(セクハラになりますか?)べきだと思っています。
国民からいただいたものは、1円たりともきちんと何に使ったか明記し報告することは、当たり前ではないんでしょうか。
予備費とか官房機密費とか勝手な判断で自由に使えるお金って、私たちから集めた税金ではないのでしょうか。
インボイス制度では請求書も領収書ぜ~んぶデータ保存しなくてはいけないし、確定申告では1枚たりとも不足なく領収書を添付しなきゃいけないんですけどね。
なれ
150期シナリオ作家養成講座が始まって、1カ月。
初めてシナリオに挑戦する方、小説やアニメ、ゲームシナリオのために学びたい方、シナリオの技術を学びにいらした方、もっとうまくなりたい方、仕事にお使いたい方と動機は様々ですが、皆さん「シナリオ形式」から始めていただきます。
シナリオというのは特殊で、文章表現とは違います。
物語づくりは同じですが、映像で映るように書くので、ちょっと形式も描き方も違うんですね。
なので、まずは基本の「シナリオ形式」柱・ト書・セリフをしっかりと身につけていただけるようお願いしています。
150期受講生の方々もそろそろ「シナリオ形式」、映像で描くということに慣れていらっしゃったのではないかと思います。
実は、この「なれ」こそが大事なのです。
「慣れ」って、国語辞典では「何度も経験して特別な意識を持たなくなること」と書かれています。
私は、何度も経験していくうちに、おなじ「なれ」ですが「慣れ」から「馴れ」に代わるような気がします。
「馴れ」は親しみなつくという意味だそうです。
今まで子供の頃から親しんできた文章表現から、シナリオ形式を踏まえた映像表現に意識を変えることは、すぐにはできにくいかもしれません。
ですが、何度も描いていくうちに自然と「特別な意識を持たずに、親しむ」ようになっていくのです。
そのために、シナリオ・センターは、「何度も経験して特別な意識を持たなくなる」ようになっていただきたいと毎回シナリオの宿題を出しています。
シナリオに慣れて、楽しく馴れてくださいね。
あ、政治家の勝手な振る舞いに、またかと慣れてはいけません。