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卒業前の1年間の集大成!奇跡動画 発表会@横浜市立青木小学校

奇跡動画のつくり方/@横浜市立青木小学校

前回、シナリオ・センターの田中がキッズシナリオを実施させていただいた横浜市立青木小学校6年生の皆さん。その際()、総合学習の発表会で上映する「神業チャレンジ!奇跡動画」を、より良いものにするためのポイントをお伝えしました。

その模様はこちらから。
「もっと良い動画にしたい」を実現する為に@横浜市立青木小学校

「神業チャレンジ!奇跡動画」とは、簡単には真似できないようなスーパープレイを動画に収めること。でも、青木小の皆さんが作った動画は、スーパープレイを収めただけ、ではありませんでした!

ではどんな動画だったのか。上映会の模様を広報の齋藤がリポート致します。「観る人を夢中にさせる奇跡動画を作りたい!」という方、参考にしてください。

上映の準備も全部自分たちで。

青木小学校に向かう途中、お店に貼られているポスターを発見↓

そこには、<学校の総合的学習の時間で、YouTubeにアップされているような「奇跡動画」を作ってきました。最近、卒業前の1年間の集大成として「奇跡動画を皆さんにお見せしたい」という意見が出て、実際に準備を始めています。つきましては青木小へ足を運んでいただけると幸いです>

――と書かれていました。どんな奇跡動画が完成したのか、田中とワクワクしながら会場となる体育館へ。

受付も、客席の準備も、上映にあたってのカーテンの開け閉めも、全部自分たちで行います。

開始までの待ち時間も観客を退屈させないように、こんな掲示物が↓

奇跡動画を作るにあたり、今どんな動画が人気なのか、分析した結果がしっかりまとめられていました。こういった努力の集大成が、今回の上映会です。

動画の“メインターゲット”である低学年の皆さんが席に着くと、「低学年の皆さんに伝わるように、言葉遣いや表現の仕方も、皆さん試行錯誤したんだよ」と田中。いよいよ上映会が始まります。

「神業チャレンジ!奇跡動画」を通して伝えたいこと

上映するのは6チームの各作品。上映前には動画の見どころを紹介。

最初に上映したのは、4人でボールを階段に跳ね返させてゴールに入れる、という奇跡動画。

〇チームの皆さん:すごく難しいチャレンジで、すっごく時間がかかって諦めそうになったんですけど、「諦めないこと」「友情の力」を大切にしながら、最後まで楽しむことを忘れずに、出演者みんなでチャレンジしました。頑張ったのは、メンバーカラーを決めて、動画を観やすくしたことです。

――上映後、隣の席では、感動した田中が感想を呟いております。

〇田中の感想つぶやき:「いえーい」とか、「階段はね!」といった突っ込みとか、そういったテロップから、「楽しむことを忘れずに挑戦する」というのが伝わってくる。あと、テロップの色がメンバーカラーになっているんだね。例えばAさんがオレンジなら、Aさんのコメントのテロップはオレンジ色。こういう遊び心からも、楽しさが伝わってくる!

2番目に上映したのは「カップにキャップ」という奇跡動画。

〇チームの皆さん:カップにキャップを投げ入れることに挑戦しました。諦めかけたこともありましたが、諦めずに何回も挑戦しました。とても面白い動画なので是非楽しんでください。

〇田中の感想つぶやき:諦めずに何回も挑戦する。その姿をテンポよく見せている。BGM「天国と地獄」を、ずっと流すんじゃなくてシーンに合わせて部分的に流しているし、早送りのシーンも沢山入れるんじゃなくて、要所要所で早送りにしている。こういった“強弱”をつけることで、観る側も引き込まれるし「がんばれ!」って応援したくなる。

3番目に上映したのは、ガムテープを転がして、その穴にトイレットペーパーの芯を入れる、という奇跡動画。

〇チームの皆さん:ガムテープとトイレットペーパーって身近にあるものじゃないですか。そういう使いやすいものを使って、奇跡動画に取り組みました。是非観てください。

〇田中の感想つぶやき:出演者のキャラクターを活かした構成にしているのがすごい!出演者のひとり、Kさんはちょっと怒りっぽい性格。「できない!」って怒りながらもチャレンジは絶対諦めない姿からKさんのキャラクターが良く分かるし、「Kさん、成功できるかな」と親近感が湧いて応援しちゃう。それから、“身近にあるもの”でやっているので、観ている人もチャレンジしたくなる、というのもいいね!

4番目に上映したのは、いろいろなものを いろいろな場所で投げて入れる、という奇跡動画。

〇チームの皆さん:私たちは1年間作ってきた奇跡動画の集大成である動画を作りました。いろいろ投げ入れていく奇跡を観てください。

〇田中の感想つぶやき:投げる“もの”を変えるだけじゃなくて、教室の机の上や床、階段、あとは廊下かな、“場所”も変えて、いろいろなシチュエーションでチャレンジしているのが面白い。 “画変わり”するので、楽しみながら観ることができる!いろいろなことに挑戦する楽しさが伝わってきました。

5番目に上映したのは、椅子の脚に投げたテニスボールをはめる、という奇跡動画。

〇チームの皆さん:僕たちのチームでは日常にある色々なものを使って奇跡を起こしています。今回は椅子とテニスボール。難易度には特に自信がありますので最後まで観てください。

〇田中の感想つぶやき:動画の冒頭で、「これからこういうことをやります」とチャレンジする内容を説明してから開始しているところが素晴らしい。観客にとても親切だし、この冒頭だけで、「うわ難しそう、ほんとにできるのかな」って引き込まれる。観ている人も「日常にあるものでも奇跡は起こせるんだ!」って、いろいろ頑張りたくなる動画!

最後に上映したのは、学校のさまざまな場所で投げ入れチャレンジをして、成功シーンだけを繋げた奇跡動画。

〇チームの皆さん:私たちのチームは、①カメラの視点 ②奇跡の内容 ③成功したところだけを入れる ④チームワークを大切にする ――というところにこだわって、日常で起こり得る奇跡動画を作っています。是非ご覧ください。

〇田中の感想つぶやき:テンポのいいBGMにのせて、チャレンジに成功した部分だけを繋げて見せていくというのが面白い。最後のエンドロールからも「この仲間たちと一緒に頑張った!」というのが表れていて、“チームワークの大切さ”がすごく伝わりました。観ている人が「奇跡動画ってカッコイイ!」と、作った人に憧れちゃうような動画でした!

伝えたいことが伝わるように。

最後に、田中から皆さんへ感想をお伝えしました。

〇田中:ほんとにお疲れさまでした!前回、授業をさせていただいたとき、観ている人をより楽しませるために、「神業チャレンジ!奇跡動画」で伝えたいことを「ひとこと」でまとめて、それに沿って作っていこう!というお話をしたかと思います。上映中、観客席から「おお!」という歓声や拍手が何度もあがっていましたよね。その反応からも分かるように、それぞれのチームで伝えたいことがしっかり伝わっていましたよ。すごく楽しい上映会でした。これからも動画をつくるときは「伝えたいことを伝わるように」というのを忘れないでいてくださいね!

――本当にステキな上映会でした。皆さん、中学生になっても、観客の心を鷲掴みにする動画をたくさん作ってくださいね!

そして、「面白い動画をつくるために、創作のポイントをもっと知りたい!」ということでしたら、シナリオ・センターで実施中のオンライン創作クラス『考える部屋』へ!

◆小学5年生~中学生向け オンライン創作クラス『考える部屋』
創作が好きな子どもたちが日本全国から集まって、切磋琢磨する特別クラスです。創作を楽しみながら、考える力を身につけていきます。『考える部屋』基礎科4期は6月25日(火)に開講します。

体験&説明会も実施しますので是非ご参加ください!
>>詳細はこちらをご覧ください。

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奇跡動画を作るときも、今回ご紹介した青木小の皆さんのように、“伝えたいこと”を設定すると、「すごい!」だけでは終わらない動画が完成します。「YouTubeで奇跡動画を公開したい!」という方は是非、テーマを設定してみてください。また、動画を作るときはこちらの書籍も参考にしてみてください↓
改訂版 『いきなり効果があがるPR動画の作り方』(「シナリオ教室」シリーズ/言視舎/企画・構成・著:新井一樹 /執筆:川村千重・内藤麻貴・田中和次朗)

※いろいろな学校でキッズシナリオを実施中。事例をご紹介しておりますので、「うちの学校にも来てほしい!」ということでしたらご参考までにご覧ください。

コミュニケーション力 を上げるシナリオ研修 事例まとめ

キッズシナリオについて

・出前授業
シナリオ・センターは、1970年創立。優秀なシナリオライター・脚本家、プロデューサー、ディレクターの養成を目的に創設以来、700名以上の脚本家や小説家が誕生しています。2010年から「日本中の人にシナリオを書いてもらいたい」という思いから、小中学校への出前授業として『キッズシナリオ』プロジェクトを開始。創作を楽しみながら、想像力と表現力が身つくカリキュラムを提供しています。
>>ご参考までにこちらの動画を。

※キッズシナリオの活動をアシストくださる方、随時募集中です!
シナリオ・センターが小学校・中学校で実施しているキッズシナリオの活動を後押ししてくれるアシストの方々(個人・法人)を募集中しています。手弁当で実施しているので、アシストしてもらえるととても助かります!
>>ご興味のある方は、こちらをご覧ください。

シナリオ・センターでは、小学校や中学校など教育団体への出前授業を実施しています。オンラインでも実施可能です。「こんなことを子どもたちに伝えてほしい…」というお悩みがあれば、お気軽にお問い合わせください。

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