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代表 小林幸恵が毎日更新!
表参道シナリオ日記

シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。

色々

2019年在りし日の橋田さんと授賞式で三谷さん

色々な人と

シナリオ・センター代表の小林です。なんとなく多くの人がうきうきしている季節というのは4月ではないでしょうか。
入学や入社、転勤、引っ越しなど変化のある知人たちから手紙やLINEが入ってくると、何の変化もない私はちょっとうらやましい気がします。

水族館の見学とキッズシナリオを楽しんでもらう「子どもスマイルinサンシャインシティ」(池袋サンシャインシティ)でキッズシナリオ講座を行ってきました。
子どものためのボランティア団体キワニスクラブ東京が、毎年春休みに行っているイベントなのですが、池袋近くに住むひとり親家庭の子どもたちやベトナム、ネパール、ミャンマー、トルコなど外国ルーツの子どもたちが参加してくれています。
今回も30人もの子どもたちが参加してくれました。
中には日本語を書けない子どももいるのですが、キャラクターづくりでは元気に大声で発言したり、スマホで日本語を引きながら書いてくれたり・・・と全く問題なし。
どうしてもシナリオを発表したいと手を挙げ続けた小学生の女の子は、既定の1枚をはるかに超えて5枚も描いてくれ、主人公は結婚式まで挙げちゃいました。(笑)
子どもたちがイキイキと楽しそうに描いている姿は、みているだけでつい微笑んでしまいます。
特にコミュニケーションをとりにくい多国籍のこどもたちも一生懸命描いてくれて、お互いカタコトのコミュニケーションで笑顔になれるのもこのイベントの醍醐味です。

橋田賞新人脚本賞

橋田賞新人脚本賞が昨日発表になりました。
やりましたよ~!おめでとうございます。
三谷さんは大阪校で橋田賞新人脚本賞2度目の受賞、お三方ともシナリオ・センターの方で嬉しい結果です。
佳作「嘘つきリーさん」 安達 あづささん
佳作「あなたに花が咲くように」 平木 健典さん
佳作「ニンベンに憂う」 三谷 武史さん
こちらの授賞式は5月10日橋田壽賀子さんのお誕生日に行われます。楽しみです。

橋田賞新人脚本賞は長編だけでなく、短篇と新しいジャンルにも挑戦でき、入選作は放映されます。
残念乍ら、橋田壽賀子さんとドラマを創り上げてきた石井ふく子プロデューサーの目は厳しくなかなかお眼鏡にかなう作品は出てきていません。
今年こそ放映作品が出ていただきたいものです。
作品をブラッシュアップするための一つの方法に、他人の作品をたくさん知るということがあります。
なにが良くて何がうまく描けていないのか、他人の作品だと客観的に見ることができ、分析ができるのです。自分の作品だとどうしても主観的になってしまいますからね。
橋田文化財団では、「橋田文化財団セミナー」として、橋田ドラマに出演された俳優さんや演出家の方々が語る「テレビドラマの今昔を語る」や「山本基世のひとり読み」と銘打って「渡る世間は鬼ばかり」を朗読するなど色々なセミナーを行っています。
橋田作品を研究して、キャラクターを最大限に生かせる魅力的なシーンづくりをしっかりと身につけていくという方法もありますよ。
さあ、橋田壽賀子さんに追いつけ追い越せです。

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