国
シナリオ・センター代表の小林です。昨夜は愛媛・高知で大きな地震があり心配しました。
相当大きく広範囲でしたが、被害はいかがだったのでしょうか。お見舞い申し上げます。
ここのところ、地震活動が盛んになる時期になってきたのかと思うほど日本各地で揺れています。
いつ何がどこで起こってもおかしくないという気がします。
南海トラフ地震の心配もあり、国はきちんと対策を練ってあるのか危機管理は万全か、突き詰めてお尋ねしたいです。
でも、能登半島地震の被災地を見ている限りではできている気もしませんし、自分達には使っても被災地には使う気が見えません。
又また怒りがこみあげてきてしまうのですが、与党の皆さんの頭はどうなっているのでしょうか。
政治資金規正法改正にしても、自民党は連座制の導入はしたくない、政策活動の使途公開はしたくない、調査のための第三委員会は現状の監査制度にとどめたい、企業・団体の献金規制はしたくない・・・これってなにも反省も直す気も全くないということですよね。
トップが責任を取らないことがおかしいし、部下のやったことを知らないで通そうとするのはトップとはいえない、辞めた方がいいです。
国民の税金を使っているのだから、政策活動の使途公開は1円たりとも明確にするのが当たり前、非課税ならなおさらのことですよね。
調査はされたくない、痛い腹(痛くないではなく)を探られたくない、献金は欲しいって、ここまで国民が怒っているのに、未だに言い募れるってバカなの?本人たちには悪いことをしている自覚が全くないからだと思います。
そういう人たちに何を言っても規正をしても無駄、全員辞めていただくしかないです。
歌舞伎
なにがなんでも見たかった仁左衛門丈と玉三郎丈の歌舞伎を観てきました。これ以上ない幸せなひととき。
おふたりで踊る「神田祭」は全く歳を感じさせない色気ムンムン(こんな言い方したら怒られそうですが)のあでやかな鳶頭と芸者姿に目が離せませんでした。
しかも「神田祭」の振りつけは、おふたりのために新たに二世花柳壽楽さんが振り付けたそうで、おふたりの魅力をあますところなく表現された振付で、仁左衛門丈の流し目、顔を寄せるシーンなど観客席からは歌舞伎座を揺るがすような大きなため息に溢れました。
「於染久松色読販」は鶴屋南北のあたり狂言ですが、こちらも長いこと玉三郎丈とのコンビで演じていらしたので息がぴったり。まさに夫婦そのもの。
芝居も踊りも余裕ある至極の芸をみることができ、堪能しました。
仁左衛門丈は私の推し。やはり大好きだった吉右衛門丈が亡くなってから、歌舞伎はめちゃくちゃブラックですから、お身体が心配で心配で、見に行きたくなってしまいます。
歌舞伎通ではないので、お叱りを受けるかもしれませんが、歌舞伎は通し狂言が少なくて「~の場」というように全体(通し)の中から一部の場面を抜き出して見せるので、筋書きがよくわからないことが多いです。
鶴屋南北でも近松門左衛門で、いまいちつじつまが合っていないように思う時があります。
でも、そんなことを問題にもせず感動して見れるのはなぜか。
シーンなのです。
魅力的に見せること、前にも書いように思うのですが、この見せ方は是非とも学んでほしいものです。
歌舞伎を見ると、ドラマはストーリーではない、キャラクターと見せ場だということがはっきりとわかります。