LED
シナリオ・センター代表の小林です。シナリオ・センターに通学されていらっしゃる皆様、お気づきになりましたか。ちょっと明るくなったと思いませんか。
連休明けから工事が入って、全館LED照明に変わりました。
早くLEDに替えたかったのですが、なにしろ蛍光灯の量が半端ないので、なかなか変えることができませんでした。
30年近くこの明るさに慣れていたせいでしょうか、LEDにした途端、あまりの明るさにびっくり。こんなにもきれいに見えるのかと驚く半面、汚さも目立つなぁとショック。
ま、でも気分がちょっと上がった感じになりましたが、受講生の皆様はいかがでしょうか。
で、LED照明になったから電気代が安くなるなんだなぁと喜んでいたら、なんとなんと6月から大手電力会社10社のすべてが電気代値上げだって。
補助金もなくなり400円もアップするとのことに、せっかく明るくなったのに喜びも半減です。
物価高対策で補助金を出したはずですが、もう出さないって物価高は収まったとでも思っています?
収まっていないですよね、しかもどんどん色々なものが値上げに・・・光熱費が上がれば、当然飲食店などにも影響が出ます。
貧しい人間は「死ね!」と言っているように見えます。ちっとも裏金問題も改正する気などなくて、自分たちがもらうものはゼッタイ離さないくせに・・・。
お上が何かするたびに腹を立ててしまう、実に健康に悪い毎日です。
らんたん
6月22日土曜日、千代田区で出身作家柚木麻子さんの企画展と講演があります。
企画展示「女子の学びを切り拓いた女性たち~小説「らんたん」の登場人物から」
講演「柚木麻子さんと考える、シスターフッドのこれまでとこれから」
千代田区の在住・在勤・在学の人が優先ですが、対面とオンラインで受けることができます。
女性同士の連帯(シスターフッド)を軸に、柚木さんご自身の創作活動、出産・子育て経験を交えながら、ジェンダー問題や社会問題の想いを語ってくだます。
「らんたん」は、柚木さんの出身校である恵泉女学園の創始者・河合道と、彼女とシスターフッド(姉妹のような絆)の契りを結んだゆりと〈姉妹〉たちの人生を描いた大河小説です。
明治から大正にかけて、津田梅子のもとで学び、留学を経験した道は、激動の時代を生き、女性の教育に尽力し、光をシェアして社会を明るく照らしていこうとします。
様々な障害を乗り越え、二人は多くの女性たちの力を借りて恵泉女学園を創り上げます。
女性もきちんと教育を受けるべきだ、そんな発想は男社会の中に埋没され、今もなお綿々と続いています。
今評判の朝ドラ「寅に翼」のモデル初の女性弁護士になった三淵嘉子さんもそこで戦い続けたお一人ではないかと思います。
河井道が望んだように少しずつ光はシェアされているのでしょうが、それはまだ私たちの社会を明るく灯したとは言えないのではないでしょうか。
時代が変わっても、令和の今もなお、女性たちは同じような想いをしているのですから。
ラストに河合道のシスターフッドゆりが、「どの女性、一人欠けても、今という時代はありえない」のだといいます。
時代を変えるということは大変なことですが、女性だけでなく人としてひとり一人が考え、動き、変えていかなければならないのだと思っています。
柚木麻子さんのお話が楽しみです。