女性たちよ
シナリオ・センター代表の小林です。「舞い上がれ!」桑原亮子さん、嶋田うれ葉さん、佃良太さん、「らんまん」長田育恵さん、「ブギウギ」櫻井剛さんと出身ライターの方々がこの2年くらいずーっと朝ドラを書かれていたので、朝ドラ視聴者にすっかりなってしまいました。
今期の「寅に翼」は吉田恵理香さんで、センター出身ではありませんが、女性初弁護士としての生き方のお話しなので、毎朝うなづきながら、主人公と同じ気持ちになって見ている私がいます。
次期衆院選で主要6党が小選挙区(定数289)に擁立を予定している候補者のうち、女性の比率(10日現在)は18・1%で、「政治分野における男女共同参画推進法(候補者男女均等法)」の施行から23日で6年になるのに、政府が2025年までの目標とする35%の半分ほどにとどまるというニュースを今日聞きました。
目標って言葉は便利で、本気が見えません。
一応、男女の候補者数が均等になることを目指して、女性の政治参画が進んでいる党は女性向けの公募を実施したり、ベビーシッター費用の助成制度を創設したりして女性議員の増加を図っているらしいのですが、まだまだ保守的なおっさんたちの頭は切り替えられないようです。
女性議員や候補者に対するハラスメント、男性優位主義的な価値観は続いています。
「寅に翼」でも、寅子が妊娠したとわかった途端、あれほど女性弁護士を育てたくて頑張ってくれた先生も上司も、子育てに専念するものだと思っているし、親切そうですが、寅子が望む、女性が望む働く女性に対する想いとは男女で異なります。
本当に、女性と男性が対等という価値観は、まだまだ生まれてはいないのですね。
私は、男女は人として等価値でも、性という違いがあることは認めなくてはいけないと思っています。
ですが、違いから差別を生むのではなく、お互いの違いを認めてそれを活かして、お互いを活かすことは決して難しいことではないと思うのですが・・・。
男性だけでなくお互いの意識改革が必要なのでしょうね。働く女性がどんどん活躍することで変わればいいなと思います。
伊参スタジオ映画祭2024
あなたにしか書けない映画ある~伊参スタジオ映画祭2024のシナリオ募集が始まりました。
残念なことに毎年ではなく2年に1回の募集になってしまいましたが、それを逆手に取って中之条町役場は頑張ってくださっています。
ほとんどの行政機関は、予算がないと文化・芸術をないがしろにしがちです。
ですが、文化・芸術こそが人々の心を育み、社会が悪くなてっても心を癒してくれる大事なものなのです。
人はお金だけでも、身体が元気なだけでも生きていけない、心が豊かでなくては生きていけないのです。
是非とも、他の行政も、中之条町役場のように文化・芸術を大切に育てて欲しいと思います。
特に創作することは、想像力を育てます。
伊参スタジオ映画祭2024、伊参周辺を舞台にした映画化を前提として、中編・短編のシナリオ募集をします。
中編・短編シナリオから映画化にする大賞2本を選出。映画製作は前回に続き制作期間2年。長編制作補助金200万円、短編製作補助金100万円が出ます。
審査員は、新たに小説家の絲山秋子さん、映画「浅田家」で日本アカデミー脚本書を受賞された脚本家菅野友恵さんが加わられるそうです。
シナリオ・センター講師坂井昌三は、20回目の今回も続いて審査に関わっていきます。
応募締め切りは7月1日15:00まで。
奮って応募ください。
監督志望の方は、ndjcの若手映画坂強制プロジェクトの募集もしています。
シナリオ・センターの推薦が必要なので、5/27までに応募意志をお知らせください。奮っての応募をお待ちしています。
5/24明日は「表参道シナリオ日記」勝手乍らお休みさせていただきます。