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代表 小林幸恵が毎日更新!
表参道シナリオ日記

シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。

異世界

青蛙祭 実行委員会よりお知らせです(KADOKAWA)

レコード

シナリオ・センター代表の小林です。昭和に活躍された方々が亡くなることが増えてきて寂しいなぁと思っていたら、山野楽器の銀座本店でCD、映像商品の販売が7月いっぱいで終了するというニュースが。ちょっとショックを受けました。
ああ、CDも昔のものになったのだなぁと「昭和は遠くなりにけり」としみじみ思います。

私は突発性難聴になってから、音楽を自らすすんでは聴きません。
高い音が聴こえない、片耳に入ってくる、メロディーラインがはっきり聴こえない、そんな感じなので、何を聴いても「これ本当の音?」と懐疑的になるのです。
先日、講師の方から亡くなられたご主人が大切にされていたレコードをたくさんいただきました。
レコードは、私の青春。高校時代、友人からの誕生日プレゼントは、加山雄三さんのLPでした。彼氏が「恋は赤いバラ」を歌ってくれました。なんて関係ないよねぇ~(笑)
レコードを蓄音機(知らないかな?)=レコードプレイヤーで聴く音は、なんだか暖かい感じがしました。
ラジオもレコードも新しいものとして受け取る若者世代と、なんでもかんでも昔になってしまったと思う私たち世代、このギャップ、案外面白い気がします。
人は皆、考えや想いは違います。感じ方はなおさらです。年代にもよるし、環境にも経験にもよるでしょう。
その違いは異世界的かもしれないほど違うこともありますが、お互いを尊重してわかろうとすると、思っている以上に世界が広がって、楽しめるような気がします。

青蛙祭 実行委員会よりお知らせです

出身ライターの室岡ヨシミコさんのライトノベルが単行本になりました。
「青蛙祭実行委員会よりお知らせです。」(KADOKAWA)
小中学生向けのライトノベルです。

学園祭の準備をしていると台風になり、「自分でやった方がラクだし」と友達たちを帰えしてしまった私。
作業をしようとすると急に停電になり、段ボールのトンネルに入り込んだ私は、気が付くと異世界へ行っていました。
異世界でも文化祭の準備をしており、なぜか校長に実行委員長にされてしまい、数々のトラブルに遭遇、仲間を作りながら見事に解決していきます。
青蛙祭の後夜祭、すべての委員長仕事を終えた私は、急に元の世界に戻る入口をみつけ、元の世界へと帰ることができました。青蛙祭で、仲間とともにやることの楽しさ、大切さを知った私は、元の世界でもひとりでやるのではなく「みんなに手伝ってもらおう」と思うのでした。

私という一人称で進んでいく物語で、登場人物は委員長、校長先生、シャシンブ、エンゲイブ、シンブンブ、チアブ、カイチョウというネーミングですが、しっかりとそれぞれのキャラクター、特に特技とか特徴を際立てているので、とてもわかりやすく、それぞれの登場人物とのからみを通して、主人公の成長の変化が魅力的に描かれて、見事です。

室岡さんは、今放映中の「花咲舞が黙ってない」(NTV)の7話も書かれていらして、現在TVerでもご覧いただけますので(6月1日(土)20:59 終了予定)、こちらもよかったらぜひ観てください。

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