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代表 小林幸恵が毎日更新!
表参道シナリオ日記

シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。

シナリオも撮影も、すべて子供たちの手で。夏休み子供シナリオ教室

シナリオ・センター代表の小林です。暑いときには海に行くに限るというわけで、明日から2日間鎌倉へ行きます。でも、鎌倉は鎌倉でも、海じゃないんです。 残念!!


毎年恒例の川喜多映画記念館「夏休みこどもシナリオ教室」が始まります。

例年抽選で多くの子供たちがもれてしまうので、今年は少しでも多くの子供たちにと、シナリオのみ参加のグループと撮影まで参加のグループとつくったので、いつもの倍の子供たちが参加します。
川喜多さんからそういうお話だったので、こちらも若手講師にも協力してもらって、たくさんの子供たちに楽しんでもらえるように体制を整えました。 

2012年の川喜多

子供たちの書くシナリオが私は大好きです。

奔放な発想もあれば、妙にまとまっちゃったものも、大人顔負けの話や、奇想天外なアイデアもあり・・・子供たちの一人一人の個性が光ります。
子供たちに接するときは、飾らない、素のままで接するようにしています。
私たちは、子供にとって先生ではなく、同じ目線で一緒に映画を創る仲間です。上から目線もしません。創作に年齢も性別も関係ありませんから。
この同じ目線が子供の創作意欲をかきたてるためにはとても大事だと思っています。学校という枠の中にいつも縮こまっている子供たちを思いっきり解放させたいのです。
想像力を大きく広げてほしい、あらゆる可能性を引っ張りだしたいのです。
これからを未来を託す子供たちに大きな想像力を持ってほしい。目先のおいしいものだけに目を向ける大人になって欲しくないのです。ゼッタイに!!
もちろん、私は教育者でもありませんから、偉そうなことがいえるわけでもできるわけでもありません。ただ、大人の責任として、子供たちに自分で考える思う力を持ち続けられるように、シナリオを役に立てたいのです。
今の子供は子供らしくないといわれます。確かに大人が勝手にイメージしている素直な可愛い子供ではありませんが、ちゃんと耳を傾ければ子供なりの考えや想いをしっかり持っています。
その気持ちを大人に勝手に踏みにじってはいけないと思っています。
小学校でシナリオの授業を展開しているのもこのためです。 


鎌倉では、明日はみんなでシナリオ作り。個性溢れるシナリオとの出会いを楽しみにしています。

2日目は、そのシナリオを元に撮影、映画作りです。ほとんどの子供たちは始めて出会うお友達ばかり。そのなかで、他人と一緒に創りあげる面白さを感じてくれることでしょう。
毎年、暑さの中でふーふーいいながらの撮影、悲しいことに歳を重ねるごとに身体はつらくなる一方ですが(笑)、映画として形になる喜びを一緒に楽しみたいと思っています。

鎌倉行きのため月曜日まで表参道シナリオ日記はお休みさせていただきます。月曜日には、暑いのなんのというしんどいご報告ではなく(笑)、楽しいご報告を期待してください。

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