愛国心
シナリオ・センター代表の小林です。今日はめちゃめちゃ眠いです。昨晩、全仏オープンの大坂なおみ選手の試合を見ていたら、4時近くまで寝れませんでした。
出産を終えての復帰で少しずつパワーアップしている大坂選手と、今世界1位で前哨戦のマドリード、ローマで連勝してきたクレイの女王シフィオンテク選手との対戦。
元世界一位の大坂選手といえども産休明けで、22歳の世界一位のクレイの女王との対戦はどうだろうと思っていました。
まあ、そうしたらナントナント1セットは7-6で惜しくもとられましたが、2セットは1-6で快勝、3セットも最初はこのままいけるかぁという勢い、でも、さすがクレイの女王の反撃はすさまじく7-5で、大坂なおみ選手は2回戦敗退となっちゃいました。すごい試合だったので目が離せませんでした。まさにドラマチックでした。
やっぱりついつい日本人選手の試合を見てしまいます。応援してしまいます。
愛国心?今夜は錦織選手、しばらく眠れそうにありません。
スポーツかだとやっぱり自分の国の選手やチームを、自然と応援しています。
これが愛国心の自然体のような気もします。
お上は「愛国教育」を促進しようとしていますが、実は一ミリも愛国心がないのはお上です。
国民から搾り取った税金を使っているのに、自分達は税金を払わない・・・なにこれ!
政策活動費ってなんですか?機密費って何に使うんですか?
選挙の時に100万円の入った封筒を車の中で渡すためのものらしいです。
ゼーンブ私たち国民の税金なのに、使い道不明、記載もせず、税金も払わない。
それなのに岸田文雄首相は、開示は「政治活動の自由と密接に関わる問題だ」って、ふざけすぎていませんか。90%近くの国民が使途を明確にせよと言っているんですが。
幹
シナリオ・センターでは、ドラマはストーリーでないという言い方をします。
ストーリーから考えるな、キャラクターから考えろ、ストーリーは3行ストーリーでいいとか一口で言えるものでなくてはだめとか・・・etcetc
どうしたらストーリーを書かないで描けるのかわからない、物語を創るのにストーリー考えちゃいけないってどうすればいいの?って悩む方が多いです。
20年以上も前になりますが、大先輩の内館牧子さんは、「お話を作るときに、私がいつも考えるのは何万枚描こうが、これは一口で言える話かどうかです」とおっしゃっていました。
「『私の青空』(2000年NHK朝ドラ)で私が描きたい話は、『なずなという女の子が婚外子を産んで元気に生きていく話』。これだけでなんです。
この縦線がピシッと決まっていれば、横にどんな話がいっぱい来ても縦線に戻るのです。
木に例えると、この一言が太い幹の部分になります。
そして横線となる枝の部分になるのは給食のおばさんになったなずなの学校給食の話になります。学校給食の話の中には今問題になっている「個食」や「固いもの」が食べられない子どもたちの話も出てきます。
眉のお手入れにこだわる金髪の若い男の話しとか独身のいじわるな栄養士とか、いっぱい枝葉は出てきますが、それが全部太い幹の部分に戻ってくるように書かないとドラマというのはわけがわからなくなるのです。
退屈させてはいけないと思って突然殺してみたり、重い病気にしてみたりなんていうのは志が低すぎます。
縦線に戻るということをキチッと考えておけば、とんでもないセリフも出てこないはずです」
おわかりいただけたでしょうか。
縦線(太い幹)がストーリーの根本、横線(枝葉)がシーン、デティールです。
枝葉を視聴者の人は見ているのです。シーンが魅力的に描かれていたら目が離せんません。
ですが、太い幹に戻らないと、魅力的なドラマにはなりません。