大音響で
シナリオ・センター代表の小林です。今朝早く緊急地震速報で跳び起きました。またまた能登。
倒壊した家屋がさらに倒壊して、道路にせり出したところもあるそうです。
能登半島はこの3年以上前から頻繁に地震が起きていての元旦の大地震。
気象庁もまたこれ以上大きい地震が来るかもしれないから注意してと呼びかけていました。
くれぐれも気をつけてください。
能登の方々はどんなに怖く不安なことでしょう。志賀原発の差し止めもそうですが、この国の行政は人の命をなんと心得ているのでしょうか。
県のトップは、3年半も続いていた地震なのに、まともな対策もしていないていたらくさに加え、半年近く経っているのに、倒壊家屋はそのまま、わずか300棟が公費解体をできただけ。
インフラが不十分な状態で被災した自宅に留まっている人、ホテルや親せきに避難している人などの実態把握もできていない。
挙句、この現状なのに、今朝地震が起きなかったら、馳知事は避難されている方がたくさんいらっしゃり、断水のところもまだまだあるのに、弁当支給もやめ、すっかり元に戻った顔して、岸田総理に支援の御礼に行こうとしていたんですって。
手つかずでいるところが山ほどあるのに、支援の要請じゃなくて御礼って、どこまでボケかましているのでしょう。
まったく国民を見ていない、これほど政治家が、国民を愚弄している時代は、戦争以来ではないかと思うほどです。
能登にこれ以上の地震が起きないこと、逃げ道もできていない志賀原発が無事でいてくれることをただただ祈るばかりです。
私たち国民は、このろくでもないお上たちに殺されかけています。
声をあげても聞こうとしない人たちに、命を守るために日本中で大声をあげて、大音響で迫るしかるしかないのでしょうか。
エンターテイメント
私たちが創っている映画やドラマは、基本的にはエンターテイメントです。
「エンターテイメント」というのは、「人をもてなす」「サービスをする」ということです。
映画にしろ、芝居にしろ、小説にしても、商売としてお客様を集めなくてはならないものは、必ずエンターテイメントの要素が入っています。
政治だって、エンターテイメント=国民を喜ばそうと思ったら、もう少し考え方や見せ方、伝え方が変わると思うのですが。
ま、それはさておいて「あれ、面白かったね」と言ってもらうにはどうしたらいいのでしょうか。
企画をたてるとき、面白い設定とか奇抜なアイデアとか言われますね。そう発想が大事なのですが、どうしたら生み出すことができるでしょうか。
新井一は、物事を「アベコベ」にみることだと言っていました。
私は、オリエンテーションなどでは「角度」と言っていますが、見方なのですね。
コップ一つだって、上から見れば丸くみえるし、横から見れば長方形に見えるし、水を飲むこともお花を生けることも、蛙を入れることもできる・・・色々な見方、使い方がありますね。
「アベコベ」という発想の仕方は、とても分かりやすいと思います。
新井は、新聞を読む時には、一番下から見るといいと言っています。
「下には広告が出ています。世の中が欲しがっているものが出ています。
次に1段のベタ記事を見ると、老人が孫に殺されかけたとか、大事件ではありませんが世の中のことが割合わかるようになる。
自分の頭の中だけで考えてやろうと思わないでいただきたい。」
今は新聞を読む方も減ってきていますが、SNSを見る時も、常に疑って見てみると自然にアベコベを考えることができます。
エンターテイメントには、今日性が大きく作用しますからSNSを見ることは大事ですが、同じ事件などを新聞や週刊誌、テレビニュースなどで見ると、また違った角度で報道されたりしますし、テレビ局、新聞社によっても受け止め方が違います。
そんな違いを色々と見ることから、発想は、生まれるような気がします。