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代表 小林幸恵が毎日更新!
表参道シナリオ日記

シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。

やれること

いよなん

みっともないはどっち。

シナリオ・センター代表の小林です。なんだかなぁと思います。
自民党が提出した政治資金規正法の改正案が、衆議院の委員会で可決され、明日衆議院を通過する見通しとのこと。
多数決って必要だけれど、昨今の多数決は「衆を頼む」ということだけですから、がっくり来ます。
パーティーも企業献金もやめる気なんてないし、10年後に収支をみたって何の意味もないでしょ。
おためごかしばかりで、何も変える気などない、そのことを私たちはしっかりと肝に銘じておきましょうね。
何をしても最終的には自分たちの思うようになると、私たち国民はバカにされている、衆愚だと思われているのですよ。

文藝評論家の齋藤美奈子さんが、「寅に翼」で、ドラマで憲法14条基本的人権を取り上げているすばらしさを書いていました。
日本憲法について、故安倍晋三元総理は、生前「みっともない憲法」と平気で宣わっていましたが、吉田恵里香さんの脚本は、如何に日本憲法がよくできていて、女性たちに大切なのかを寅子の悩みを描くことでさりげなく見せて、今の世の中とまさにリンク。ビンビンと心に響きます。政治も憲法も社会と繋がってるのですから。
トップが憲法をないがしろにすると、国民もないがしろにされてしまいます。
25条生存権は遵守できているでしょうか。
都庁の人々は、プロジェクションマッピングの下で食料配布に並ぶ長い列、困窮者の方々をどう見ているのでしょうか。
48億円もこんなものに使うなら一人でも多くの人の食料を配りたいとは誰も思わないのでしょうか。
すべての人が人間らしく生活を送る権利があること。国はすべての人が人間らしい生活を送るために、社会環境をよりよくする取り組みをしなければならないことを憲法25条生存権は定めているのですが。

集う

昨日、「いよなん」という同人誌の創刊号をいただきました。
この「いよなん」は、147期シナリオ作家養成講座を修了された方々が創られ、「文学フリマ 東京38」で完売されたそうです。シナリオに限定せず、テーマに添って描きたいものを描くというスタイルで、創刊号のテーマは「最後の」。創刊と真逆テーマ?(笑)
11人が参加し、小説、エッセイ、シナリオと自由に投稿して、ご縁の合ったメンバーで運営していくのだそうです。
ノートも作っており、「シナリオ・センターとは何ぞや」と新井一の似顔絵まで載せてくれています。
https://note.com/iyonan147/n/n3c4b0a15cb8b

こうした仲間づくりって学校だからこそ、学校の本分だと思います。
同じ志を持つ仲間がいて、お互いに切磋琢磨しながら、楽しみながら高め合っていく・・・。
ひとりでコツコツと書く創作だからこそ、仲間って大事、色々な人とのコミュニケーションが必要なのです。
ここで得た友人は、生涯の友です。年代も性別も職業もみーんな違う、だからいいのですね。
出身ライターの方々も、センターでできた仲間を何年経ても大事にされています。
出身ライターの方から会食したお話を聴いて「え~、あの人達と同期だったの?同じクラスだったの?」と驚かされることがしばしばです。
なんでもないことですが、人と人のふれあい、コミュニケーションこそ創作の要だと思うのです。
シナリオ・センターは多くの同人が、楽しく集える場でありたいと思っています。

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