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代表 小林幸恵が毎日更新!
表参道シナリオ日記

シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。

知るとわかる

14歳からの創作ノート(KADOKAWA)

でたらめ

シナリオ・センター代表の小林です。表参道は、太陽の光がまばゆいほどきらめいています。
日射しは強いですが、湿度があまり高くないせいか思っているほど暑くは感じません。昨日の雨のせいか、青空が澄んでいて気持ちがいいです。

雨上がりのすっきり気分を台無しにしてしまうほど腹立たしいのは、政治資金規正法改正の自民党案が参議院で可決されたことです。
何一つ改正されていないと言いたくなるほどのザル法を、改正と宣う、いかにもやったみたいな顔をするお上。ため息しか出ません。
大体、焦点の一つである企業・団体献金の禁止すら自民提出の改正案に含まれていません。
「憲法上、政治活動の自由の一環として、企業は政治資金の寄付の自由も有する」と詭弁をふるい続けるお上に、「民主政治の維持に相応のコストがかかる。政治寄付は企業の社会貢献の一環として重要だ」という経団連。
経団連が社会貢献というならすべての政党に同等に献金すべきではないですか、特定の党だけに出すのは、社会貢献とは言わないし、「政治はお金がかかる」のではなく「かける」ことで自分たちが儲けようとしているからではないですか。

政財界の癒着が事件を招いたリクルート事件をきっかけに、反省して1994年の、企業や団体が政治家個人に献金することを禁じ、代わりに税金を原資とする政党交付金制度を創設したはずなのに、お上も経団連も忘れているのか、無知なのか、平気の平左。 政党交付金を二重取りしないでください。
政治改革時に自民の総裁だった河野洋平元衆院議長は、政治改革は「企業献金は廃止しないと絶対におかしい。企業献金が政策のゆがみを引き起こしているから、それを止めろということだった」と。
あのろくでもないデジタル相のお父さんなのにちゃんとした政治家もいらっしゃるのです。

考える部屋

6月25日から第4期の「考える部屋」が始まります。
「考える部屋」は、「創作の日々は君らしく生きる力になる」をテーマに小学校5・6年生、中学1・2・3年生を対象に物語づくりを楽しむオンライン講座です。
物語づくりを通して、自分とは異なる人物の性格、考え方、境遇、人間関係など色々な角度から想像できるようになる「考える部屋」は、仲間と一緒に楽しみながら想像力を育てていきます。
私はなにかいうと「想像力」と申し上げていますが、人間として生きる時「想像力」の大きさが、その人の人間性を左右すると思っています。
お互いをわかり合えるというのはとても難しいことで、ひとりでない限り必ず誰かがいれば、同じものを見ても、考え方も行動の仕方も異なります。
だから、今でもウクライナをはじめ終わらない戦いが世界中に起こっているのです。

ひとり一人がもっと想像力を持てば、相手の気持ちや考え方に少しでも添えるようになるはずです。想像力は他人を想う力だからです。
今の世の中がこれほどにも醜く汚いのは、上に立つ者からして想像力が欠如しているからです。
子どもたちが、子どものうちに「想像力」という生きるための大事な宝を持てば、これからの世の中は明るくなるのだと思っています。
こどもたちの力は無限です。その力を発揮できるお手伝いができたらと思っています。
「アイツらなら大丈夫!(The Kids are Alright)」
お母さん、お父さん、子どもたちの力を信じて広げていきましょう!未来を託しましょう!

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