上の国?
シナリオ・センター代表の小林です。九州から中国地方にかけて今日も豪雨だそうです。最近の雨は並ではないので、本当にあっという間に大きな災害になります。
ドラマの「ブルーモーメント」ではないですが、災害対策をしっかりとやって欲しいと強く思います。
災害が人災になることが増えているのは、誰のせいかお上はわかっているのでしょうか。
と、憤っても、伝わらないでしょうね。
官房長官がこんなことしか言えない政府ですから。
フランスの記者に「数億円の裏金は許され、140円のパンを盗むと逮捕される。ダブルスタンダードに違和感は覚えないのか」と訊かれ、林官房長官は「コメントを控えさせていただく」。
いつまでこんなことが許されるのでしょうか。
初めての女性検事総長が誕生というニュースに「いいね」と思ったら、畝本直美さんって裏金議員を不起訴にした方ではありませんか。
安倍さんの3回忌を終えた今も、司法との癒着、全く体質は変わらない。
モリカケサクラと同じでした。まともな方は亡くなり、そうではない人は唯々諾々とみんな栄転しましたよね。
もう、本当にたくさん!!立法・司法・行政ともろくでもない。3権分立も用を成していない。
こんな世の中を止めさせるには、部品だけじゃダメ、全取り換えなくては。
「取り換え先も大したところはないので仕方がない」ではなく、それでも長年権力に胡坐をかいている輩は、ひとまず引きずりおろさなければ。
その先は、私たち国民ひとりひとりがそれこそちゃんと見張っていればいいのですから。
国も首都も、腐りきっている今を何とかしたいです。旧統一教会のための神の国になんてなりたくないです。
朗読劇
6月23日沖縄慰霊の日、8月6・9日広島・長崎平和記念日・8月15日終戦記念日と戦争の爪痕と向かい合わなければならないのが日本の夏です。
今も、沖縄で誘拐されわいせつ行為をされた少女のことを外務省が県に黙っていて沖縄は怒りに怒っていますが、アメリカ軍の墜落事故もそうですが、日本はいつまでも敗戦国、属国のままで、日本の確固たる姿勢を見せることがありません。
敗戦から79年、語り継がなくてはいけないことがたくさんあります。
劇団青年座は、8/4~6「津嘉山正種ひとり語り 命口説(ヌチクドゥチ)」を、8/3~6「RAA~進駐軍特殊慰安所」の二題の朗読劇を渋谷区文化総合センター大和田・伝承ホールで上演します。
世界中がキナ臭い今だからこそ、穢い過去を隠すことではなく、語り継ぐことで二度と同じ失敗を繰り返さないようにすることが肝要なのに、日本のお上は隠すことに躍起になっています。
どんな恥ずかしい過去でも歴史を変えてはいけない、ドイツのように向き合うことができない日本はとても恥ずかしい国です。
「RAA」は、1945年ポツダム宣言を受け入れた日本であった本当のお話しです。
日本は戦中、鬼畜米英と散々な敵意を煽り、日本の占領地で数々の蛮行を働いてきました。
今度は占領軍によって、日本がやったような、同じ仕打ちをされるのではないかという不安と恐怖に苛まれます。
そこで、日本政府は、国体を護持し民族の純血を守る防波堤として「占領軍特殊慰安婦施設協会(RAA)」の設立に動き出したのです。
「命口説(ヌチクドゥチ)」
沖縄出身の俳優津嘉山正種さんが長年続けている「沖縄の魂シリーズ第4弾」です。
常駐する軍用機は100機を越す極東最大のアメリカ空軍基地である嘉手納飛行場。
この飛行場が占める面積の9割以上が、強制接収された私有地でです。
この飛行場近くの小高い丘で、「基地観光のガイド」をする老人。
観光客を相手に着陸する軍用機の説明をしています。彼もまた戦争で砂糖きび畑を接収された一人。
老人はひとりごちる。「天皇陛下の為、国家の為にこの土地を接収して飛行場を作る、って急に言う訳さ…
何が何だかわからない内に取り上げられて、日本軍の飛行場になって…
戦争が終わったら今度は、アメリカの飛行場になって…
土地は取り上げられたまま…戻って来ない…我ったあ言い分は、全然関係ない…」
沖縄戦…アメリカ統治…本土復帰…日本とアメリカに振り回されてきた庶民の苦しみと怒りを語る「沖縄の魂シリーズ」第4弾です。
目を背けたいような過去でも、戦争を知らない私たちだからこそきちんと知るべきだと思います。是非ともご覧ください。