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代表 小林幸恵が毎日更新!
表参道シナリオ日記

シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。

伝える術

橋田賞授賞式

選挙

シナリオ・センター代表の小林です。今日も暑い!の一言から始まります。都民の私は、身体も頭も不愉快に暑いです(笑)。
都知事は現職の小池さんが当選しました。
子育て支援が評価されたとかマスコミは言いますけれど、一般都民の票など別に必要はなかったと思います。
旧統一教会・創価学会・自民党・電通(マスコミ)・三井不動産を筆頭の大企業がしっかりバックアップしていたわけですから、怖いものなしですもの。
それ以上にびっくりしたのは、投票日当日に「アッコにおまかせ」(TBS)で、投票について「候補名は立候補した名前で(漢字の人は漢字、ひらがなの人はひらがなということらしい)書かなくちゃダメ」とか「マイナカードがなきゃ投票できない」とかをもっともらしくアナウンサーが流したという話。
SNSで知って、こんなことがあっていいのかと・・・。放送の力ってすごいですから、選挙妨害になりえませんか。
実際の時間に見ていないので、切り取った映像でしかわかりませんが、そこにいた出演者は全員無知だったということなのか、あえて、虚偽を流したのか…きちんと知りたいです。
今のマスコミは、大本営発表ですから多少のことには驚きませんが、さすがにこれはやりすぎではないでしょうか。

今回の都知事選挙では、結局同じ人に長く権力を持たせることになり、私はがっくりですが、素晴らしいと思ったのは「ひとり街宣」というものが生まれたことです。
伝えたい意見などのポスターなどを持って、一人で街角に立って、街行く人にアピールします。
「神宮外苑や築地市場跡地などの再開発をめぐって、市民の意見が置き去りにされていると感じたから」という女性など、個人が自分の意見を発信する、選対が動員かけた訳でもなく、一人一人が自発的な意志で始めた行動です。
芸能人や文化人などが自分の意見を表明するようになったことも素晴らしい。
昔よく使っていたどぶ板戦術にも似ていますが、違うのは組織ではなく個人ということ。
これはとっても大事ですよね。
自分の想いや考えを伝える、国民一人一人が声を上げる、私たち一人ひとりが自分の声を伝えていきましょう。
今のような時代だからこそ、ひとり街宣を日本中で世界中でやっていくといいと思います。

日曜日は、「橋田文化財団公開セミナー」が都市センターホテルで行われたので行ってきました。
一部は、98歳の現役プロデューサー石井ふく子さんと女優の中田喜子さんの対談。
二部は、朝ドラ「らんまん」等のNHK松川プロデューサーと日芸教授の中町綾子さん、どういう経緯で朝ドラが製作されるのか等のお話しをお聴きしました。
テレビドラマの裏側を垣間見れるお話が展開しました。

私の心に響いたのは、「橋田賞」最終審査委員長でもある石井プロデューサーの「回想を使い過ぎる」というお話し。
何度も、回想を挟まずにわかる人間ドラマを描いてほしいとおっしゃっていました。
「ドラマは人間を描くもの」だと言われているのに、昨今はストーリー展開ばかりで動いているドラマが多いですから、心に留めたいお言葉でした。
橋田文化財団では、こうした公開セミナーを秋口にもおやりになる予定とのことですので、橋田賞応募の道しるべとしてもお聞きになられるといいです。
橋田文化財団のホームページでご覧いただくことができます。

今週の金曜日から「乙女ゲームシナリオ入門講座」が始まります。
この講座では、ゲームシナリオの中でも、特に『乙女ゲーム・恋愛ゲームアプリ』に焦点をあて、映像シナリオと乙女ゲームシナリオとの違いと共通点を整理していき、乙女ゲームの中で活かせる映像シナリオの技術についてわかりやすく解説していきます。ゲームシナリオもいろいろな形がありますが、まずは基本から学んでみましょう。
シナリオ・センターの『ライターズバンク』にも、毎回多くのゲームシナリオ募集がきて、ゲームシナリオライターになる方も多いです。
デビューチャンスも高いですから、この機会にぜひ、乙女ゲームシナリオから学んでみてください。

ひとり街宣ではありませんが、自分の力を伝える道はいくつもあります。
様々なジャンルに挑戦して、ご自分のやりたいものをみつけてください。

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