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代表 小林幸恵が毎日更新!
表参道シナリオ日記

シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。

人間性

新井語録

あつ~!!

シナリオ・センター代表の小林です。関東・甲信越、東海地方は梅雨明けとなりました。
10年に一度の猛暑と言われている夏がついにやってくるのです。今日もあつ~い!!
センターでの日課は毎日アイス。汗だくだくで来た時はすーっと冷えて気持ちがいい。
だ・け・ど、ねぇ~、ゼッタイ太る。血糖値上がる。体にいいのか悪いのか・・・。

体調崩されていらっしゃる方がメチャメチャ増えています。
今日も講師が時間になっても来ず、何度携帯を鳴らしても、家電しても、連絡がつかなかったので、スタッフ一同大慌て。
受講生の方をお待たせしてはということはもちろんですが、ちょっとよぎったのです。
もしかして・・・と。
で、いつも乗っている電車会社にまで倒れている人はいないかと問い合わせたり・・・幸い、30分遅れでおいでになり、出る時間を間違えただけの遅刻だとわかり、胸を撫でおろしました。
気候もそうですが、コロナをはじめ感染症も増え、何が起きてもおかしくない環境になってしまっていることは、それなりに自覚しなくてはいけないと思います。
今まで通りできるとは思わない方がいいようです。日テレの100キロマラソンもねぇ~。
ご自分の体力・気力を過信することなく、くれぐれもご自愛くださいね。

二面性

ドラマ誌8月号をみたら、出身ライターおふたりのシナリオが掲載されていました。
岡田恵和さんの「南君が恋人!?」と蛭田直美さんの「あの子の子ども」。
どちらも「人間を描く」ということは、こういうことかとよーくわかるシナリオですので、是非とも読んでいただけたらと思います。

シナリオ・センターでは「人間を描く」ためにキャラクターが第一で、そのキャラクターを創るときには二面性を使うと言っています。
受講生の方なら「耳タコ」の二面性、憧れ性と共通性ですね。
受講生の方のシナリオを見せていただくと、ほとんどの方が憧れ性はうまいのですが、共通性となるとなぜか欠点を描かれます。
共通性は、視聴者・観客が自分と同じだと思えて共感を呼ぶものですから欠点とは多少違います。

共通性は、性格の中から探すとよさそうです。
公募コンクール講座やシナリオ作家養成講座を担当している浅田講師は「○○すぎる性格」で考えるといいと言っています。
新井一樹の「シナリオ・センターが伝える14歳からの創作ノート」でも、浅田講師の「○○すぎる性格」から二面性を紐づけて、
「○○すぎる性格だから、憧れ性は△△できる、なら共通性は××しがち」
と、性格と関連付けると作りやすいと言っています。
このキャラクターだからこその行動、セリフがあり、そこにストーリーは引っ張られていけば魅力的なドラマが生まれるのです。

月9の「海のはじまり」で、超人気タレントの目黒蓮さんの魅力が半減したという投稿がSNSにあふれているというニュースをみました。
なるほどと思いました。
目黒蓮さん扮する主人公夏君はとても優しいキャラクターなのです。
それには再婚同士の家族で育ったという環境が生んだ性格、他人を傷つけまいとするからということもあるのですが、その優しさゆえに、周りの人を傷つけていることがあることには気が付いていないのです。
日常でもよくあることですよね。優しさってとても大事なことですが、反面、優柔不断にもなりがちです。
そこが視聴者で目黒ファンはお気に召さないのでしょうね。目黒さん、役だというのにお気の毒です。(笑)
役者さんを嫌いにさせたり、好きにさせたりできたらキャラクターがよく描かれているわけですから、ドラマ的にはOKなのですけど。
そんなキャラクターづくり、頑張りましょう!!

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