右往左往
シナリオ・センター代表の小林です。台風が日本直撃とか色々取り沙汰されていますが、一体いつくるのか、本当に天候には振り回されます。
覚悟というか準備というかはしなくてはいけないのでしょうけれど、昨今の雨も風も「今までに経験したことがない」ことが多いので、どうしても右往左往してしまいます。
最初、27日・28日くらいに関東と言われていたので授業をどうするかなど準備をしつつあったのですが、だいぶ予想が変わって東京近辺は30日くらいが危ないようで、東海道新幹線などは29・30・31日を運休するとか。
奄美大島から九州は、明日から危ないようで、くれぐれもお気をつけください。
シナリオ・センターは、様子を見ながらですが、29日あたりからホームページやXなどで授業についてはお知らせをするつもりです。
こればかりは確実に「いつ、どうする」と言えないので、できる限りご無理なさらず、講座も、ゼミもいつもはご通学の方もオンラインでの授業も考えておいてくださいね。
自民党総裁選挙のポスターが話題になっています。
電通が創ったのでしょうか。あれ、かっこいいと思って作ったのでしょうか。
ま、好きにすればと思いますが、自民党はここまで来てもいかに民意というものを考えていないかがわかるポスターですね。
裏金議員&旧統一教会議員をやめさせることができる人が総裁になって欲しいけれど、誰一人居やしないし、きれいにしたら自民党は露と消えてしまいますものね。
誰がなっても茶番劇のような総裁選ですが、ろくでもない人の中のひとりが日本の首相になるのだから、悲しすぎます。
本当に日本のことを考えている人は、政治家にはいないのでしょうか。
長岡の花火
本当に暑い夏です「夏でした」と早く言いたい。夏も終わって欲しいです。
夏と言えば花火。花火大会は、日本の夏の象徴みたいなものですが、日本三大花火大会の一つと言われる長岡の花火は、単なる夏の夜空を飾るためのものではないことを初めて知りました。
なんでも漫然と見ていてはいけないですね~。
長岡の花火は集客観光目的ではなく「慰霊・復興・平和」の祈りを込めて打ちあげられているのだそうです。
大会前日8月1日は平和祭。夜10:30、真っ白な花火3発がそっと一輪ずつ咲く、先の大戦の犠牲者に手向ける「白菊」。
この日の同時刻、B29が129機飛来し、16万発の焼夷弾を長岡市街に降り注ぎました。
徴兵されシベリアに抑留されていた「伝説の花火師」といわれる嘉瀬誠次さんが「白菊」の生みの親で「世界中の爆弾をすべて花火に変えたい」との願いから戦争により10年間中断された長岡の花火大会を再開されたそうです。
過日ご紹介した野田秀樹さんの「正三角形」でも、戦争で火薬を持っていかれ花火をあげられない花火師が主人公で、戦争と平和は、爆弾と花火にみることができるのだと知りました。
長岡花火の実行委員長の渡辺さんは、「白菊」を日米開戦日の12月8日に打ち上げるプロジェクトもやっていらして「パールハーバーへの加害と長岡空襲の被害、どちらも忘れてはいけない、故郷の戦争の歴史です」と語っていらっしゃいます。
加害事実をしっかりと受け止めていられること、どこかの政治家に教えてやりたい。
長岡の花火大会にこんな想いが込められていることを初めて知り、愕然としました。
旅行会社も単に日本三大花火大会のひとつ、華やかな夏の風物詩の観光として売るのではなく、きちんと長岡の花火大会の主旨を理解して広報して欲しいです。
そして、観光客の方々もただ単に花火大会を楽しむだけでなく、戦争のことを思い、慰霊と平和への願いを持って見学してもらいたい。
私たちは、戦争を過去のものにしてはいけない、戦後が戦前となりつつ今、全ての日本人が、いや、世界の人々が常に「悲惨な過去」を忘れてはいけない、ないことにしてはいけないと思うのです。
これからも、決して日本を戦場にしない、兵士を生み出さないように。