変化
シナリオ・センター代表の小林です。台風の影響か線状降水帯で襲われ、昨日も色々なところで大雨になっていました。
昨今は色々と変化が多くなっていますが、気候の変化は如何ともし難く、ただただ唖然とするばかりです。
この台風10号は、日本中あらゆるところに影響を及ぼしそうで、日本中で気をつけないといけないようです。
想像を超える事態になることも多く、まさかと思っていると命を落としたりしますから、不測の事態をいつも考えていないといけない時代になっている気がします。危機管理のない国なのでとても心配。
また「寅に翼」の話で恐縮ですが、今朝は、法律を学びたいという生徒を弟が連れてきてその中のひとりの男の子が、「でも、好きで働いてるんでしょ、女は」「男は絶対働いて家族を養わなきゃいけないけど、女は違う。自分で働くことを選んだのに、なんで文句を言うの?」と疑問を投げかけて、日本国憲法のもとに生まれた学生とは思えない発言に寅子はびっくりするというお話でした。
社会での色々な男性の発言を聞くたびに、男性の気持ちは、「寅に翼」の頃と今もあまり変わっていない気がします。
1985年(昭和60年)「男女雇用機会均等法」、2018年(平成30年)「候補者男女均等法」の後押しをした「均等法の母」といわれる労働省の官僚赤松良子さんは今年94歳で亡くなられました。
亡くなる前も「均等法を作ったからそれで良しではない。まだ残っている『男は働いて女は家庭でごはんをつくるものだ』という意識を変えないと、社会全体は動かない」とおっしゃっていたそうです。
そう、男性の意識は変わらない。今の国会議員のほとんどが家父制度をよしとしているわけだし、だから選択制夫婦別姓も民意は70%近くOKなのにグダグダと国民が納得していないと言い張るのです。
こちらはちっとも変化しない。
「寅に翼」は、ちっとも進歩がない日本を揶揄しているように思えます。
美容と健康の源
7月シナリオ8週間講座が本日修了しました。
気がふれそうに暑い中、受講生の皆さんはとても頑張って、宿題提出もきちんとしてくださいました。
シナリオ8週間講座は、年に6回開講しています。
映像表現の技術をお教えしているのですが、最近業界の方がおいでになることが増えてきました。嬉しいことです。
創設者の新井一が最初にシナリオの技術を教えようと思ったのは、自分が所属している映画会社のスタッフにです。
いい映画を創るためには、スタッフ全員がシナリオを同じように読めることだと思ったからです。
助監督さんはじめ録音さんから、照明さん、大道具さん、美術さん、タイムキーパーさん、編集さん等々と様々な方が撮影所の片隅で勉強しました。
読めるようになる一番早い方法が、自分でシナリオを描いてみることだということで教え始めたのが、シナリオ・センターの誕生のきっかけなのです。
きっと業界の方がシナリオを学びに来てくださっていることは、新井は大喜びしていると思います。
修了最後の土橋講師の話にちょっと思わず身を乗り出しました。
土橋曰く「シナリオは伝える技術なので、他人とのコミュニケーションがうまくいくようになってストレスが軽減されるんです。僕も35歳の時には眉間に深いしわが3本あったけれど、今はほとんどない。
シナリオを描くと今まで使っていなかった創作脳が動き出して、頭もクリア、身体も元気になるし、若く見られるんです」と。
ちょっと自画自賛気味だけれど(笑)「なるほど!」他の講師も「そうそう!!」
シナリオを描くということは、自分の想いを伝えることです。しかも客観的にみることができるのです。
脳も創作することで仕事や勉強とは違った部分が動くし、いいことこの上なしということなのでしょうね。
シナリオ・センターは「美容と健康」の会社です。
これからはこのキャッチフレーズにしてみましょうか。(笑)