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代表 小林幸恵が毎日更新!
表参道シナリオ日記

シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。

秋の日

西郷札

審判の秋

シナリオ・センター代表の小林です。今日はちょっと涼しめの表参道です。
秋の味覚を楽しむ季節になりましたが、今年は異常な暑さや豪雨等で不作のところも多いようです。
いつも柿をいただく果樹園さんは、カメムシにやられてほぼほぼ全滅とか。
色々手立てをしても、丁寧に愛情をもって育てても、思いもかけない事態にあっという間にご苦労がなし崩しにされてしまいます。自然の力に委ねなくてはいけないものはとても大変だと思います。
お上はこういう方々へ厚い保護対策、それも減反とかではなく、ノビノビと安心して農業をできるようにするべきだと思うのです。
農業を継ぐ人を減らさないためにも、自給率を増やすためにも、安心して暮らしが立つ、苦労が報われる対策を立てるべきです。私たちの命の根幹ですから。
何を委ねるにしても、議員の「質」は大切ですね。見極めましょう、しっかりと悪い虫がついてない人を。

最高裁の裁判官に対する国民審査も、選挙と一緒に実施されます。
私は今まで、あまり興味がありませんでした。
でも、ちゃんと知らなくちゃと思わされたのは、袴田事件です。そして、福井の女子中学生殺害事件の再審決定。
冤罪を生まないためにも、私たちは、裁判官を信じるに足るかどうかを知っておけなくてはならないと思ったのです。
だとしたら、最後の砦である最高裁の裁判官たちが主な裁判でどのような判断や意見を示したかを知るべきだと思ったのです。
また事件ではありませんが、自分が関心のある『選択的夫婦別姓』『同性婚』『冤罪と再審』などについて、誰がどのような判断をしているのか、どのような考え方を持っているのか、チェックしてみなくてはと思いました。
でも、どうやって知ればと・・・と思っていたら、新聞やネットで6人の裁判官のことを知ることができるのですね。
検察が頼りにならないというか、お上にべったりなら、せめて司法は、裁判官は、己の力で立っていて欲しい。

民意を反映させる貴重な機会です。辞めさせたい裁判官だけに「×」を付けましょう。
気をつけなくてはいけないのは、×以外の〇とか△を書くと無効になります。
不信任の裁判官へ×だけつけましょう。
審査の対象である裁判官6人の不信任率を明らかにして、ご自分と下々の考え方の違いなども知ってもらうことが、これからの裁判を変える基かと思います。

芸術の秋

出身ライターの坂口理子さんが、お芝居のポスターとチラシを持ってきてくださいました。
劇団だるま座28周年記念公演「兄弟ブルース~俺たちの天使に~」
11月14日~11月24日 下北沢シアター711で。
坂口理子さん脚本のミュージカルです。
ミュージカルなのですが、この劇団ミュージカルの劇団ではありません。
で、ふれこみが「歌って踊れない人のために最後までやっても疲れないミュージカル」なんだそうです。
「気軽に笑ってご一緒に楽しんでもらえるお芝居です」と坂口さん。
一体どんな楽しいミュージカルなのでしょう。

柏田講師脚本のお芝居が、11月は東京と福岡で行われます。
東京では、前にもご紹介させていただいた「武士の献立」。
11月9日から17日 赤坂・草月ホール(地下鉄青山一丁目下車)
同じお芝居を醤油版・味噌版の二つにわけてやりますので、お好みを選ぶ、または二つとも観るということができます。
同じシナリオでも演出、役者さんが変わることによって、全く違うものになりますから、その変化を楽しむというのも面白いと思います。

福岡は、恒例の劇団青春座の245回公演。松本清張生誕115年記念公演。
第一弾は5月公演の「ゼロの焦点」でしたが、今回の第二弾は「西郷札」。
西郷札は、西郷隆盛が西南戦争の軍資金捻出のために発行された紙幣のこと。西南戦争という動乱に狂わされた純愛物語です。
11月23・24日  J:COM北九州芸術劇場

芸術の秋。
ご自分の好きな分野、お芝居でも映画でも絵画でも音楽でも、じっくり味わって、創作の肥やしにしてください。
アンテナを張り巡らして、どんどん吸収していきましょう。

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