menu

脚本家を養成する
シナリオ・センターの
オンラインマガジン

シナリオ・センター

代表 小林幸恵が毎日更新!
表参道シナリオ日記

シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。

力を出す

Vチューバー探偵団(朝日新聞出版)

やってらんない!

シナリオ・センター代表の小林です。寒いです。今日は関東、近畿地方は、木枯らし1号が吹いています。今季一番の寒さだそうです。しかも暦の上では立冬、冬になっちゃいました。。
立冬と言われても、まだ身体に夏の名残りがあるのか、どうも晩秋もなくもはや冬だよといわれてもそういう意識にならないですね。
このギャップにつけ込んで(?)風邪が猛威を振るい始めているとか。くれぐれも気をつけましょう。

日本はろくでもないとは思っていたけれど、アメリカもね・・・って思います。
トランプ氏はアメリカ独り勝ちのために、各国からの輸入品に20%の関税をかけると公約しているのですから、やるでしょうね。自動車はじめ日本の輸出産業は大変なことになる?いや、大企業は、お上が消費税還付とかしてくれて大丈夫なのかな?(それもねぇ~)
それにしても、日本もアメリカも男性社会は変わらないのですね。ガラスの天井はびくともしない。
自由の国ともてはやされたアメリカもどんどん不自由な国に、アメリカンドリームなど夢の夢のまた夢の国に成り下がっているように思います。
ま、人の国のことなどいっていられない日本ですけれど。
それにしても日本の迷走は甚だしい。
国民民主の玉木さん、首相になったのかと思うほど脚光を浴びている。キャスティングボードを握っているって、そんなに偉そうにできるものなのですか。
103万の壁は越えたいと思いますが、私はそれよりも根本から間違っている気がするのです。
若者から老人までアルバイトしなきゃならない、パートしなきゃならない、死ぬまで働かなきゃならない。
そんな生活にしたのは誰ですか?おーい、安倍ちゃん!!
若者が困窮している多くは、学費のせいです。奨学金返済は高利貸しみたいで、就職して10年以上かけても返せない。
老人は年金では暮らせず、病気しても病院にもかかれない。孤独死しかない。
シングルマザー、ファーザーは、子どもに食事もろくに食べさせられない。9人に一人の子どもの貧困。
かたや国会議員は、年収2000万以上の給料をもらっている上に赤字の日本からボーナスを貰い、なおかつ、やれ文通費だの政治うんじゃら費だの色々いただける・・・。
そんな人たちが、庶民の生活など想像すらできないでしょ。みましょうよ、庶民を、想像しましょうよ、庶民の生活を。
それじゃあ、ダメなんです。私たちは想像できる、きちんと見てくれる議員に投票しましょう。
さすれば103万の壁以前に、せめて学費は大学まで無償に、年金は生活できる程度まで上げる、国民保険は下げるなど等して(基本、防衛費・議員報酬・機密費を半分にすればできます)、誰もがまともな生活ができるように。
憲法25条生存権 1すべて国民は,健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。
2 国は,すべての生活部面について,社会福祉,社会保障及び公衆衛生の向上及び増進に努めなければならない。
わかっていますか?!ちゃんとやれよ、お上!!自分たちの保身と利権ばかり考えてんじゃないよ!!

Vチューバー探偵団

なんだか長々憤ってしまいましたが(苦笑)、気分を変えましょう。
楽しい本が出ました。
出身ライターの舟崎泉美さんが木滝りまさんと共著でライトノベルを書かれました。
「Vチューバ―探偵団」(朝日新聞出版)

主人公は、月島奏。歌が大好きでたくさんの人に聴いてもらいたいのに引込み思案で人前では声が出ない中学1年生。学校の合唱団のオーディションでも声が出せず入部できず夢は砕ける。
ひとりで母に教わった「月の人魚」を歌っていると、学内で有名な作曲家でプロデューサーを目指す音宮先輩に声をかけられる。
人前で歌えないならVチューバ―になればいいと、すぐさま特技を持つ仲間を募る音宮先輩。
廃部寸前のミステリー研究会を使ってVチューバー奏の売り出しにかかるのだが、そこに学校を揺るがす大事件が勃発。
音宮が集めたそれぞれ特技のある仲間たちとともに事件を解決していき、奏はいい仲間とともに登録100万人を目指していく。

この「Vチューバー探偵団」はこれで終わりではなく、今月の末には第2弾が出ます。
なにしろ、100万人登録を目指すVチューバー奏、Vチューバーをプロデュースするプロジェクトリーダー音宮、子役出身の人気芸能人でイラストレーターの一色、数学オリンピック日本代表の天才でちょいオタクの技術担当工藤、なんでも謎にしちゃうミステリー研究会の部長明智と、個性のあるキャラクターそろいなので、シリーズ化になっても次々とお話が生まれてきそうです。
しかもそれぞれに強みと弱み、シナリオ・センターで言うところの憧れ性と共通性をうまく作ってあるので、一人一人の人物像がうまくできていて、誰を主役にしてもストーリーが面白く展開していきそうです。
ミステリーでありながら、学園ものの楽しさもあり、これからの展開を期待しましょう。
舟崎さんは、脚本家、映画監督としても活躍、小説家と多彩な才能を発揮されています。
あらゆるジャンルでの活躍が楽しみです。

過去記事一覧

  • 表参道シナリオ日記
  • シナリオTIPS
  • 開講のお知らせ
  • 日本中にシナリオを!
  • 背のびしてしゃれおつ