聞く耳
シナリオ・センター代表の小林です。今日はとても寒い表参道ですけれど、来週は夏日になるかもという予報。
天の神様は何を考えている?愚かな人間たちに罰を与えているのだろうかと思わず勘繰ってしまいます。
こんな寒かったり暑かったりと気温の変化が激しいと、体調を崩しやすく、風邪はもちろん、インフルエンザ、手足口病、マイコプラズマ・・・etcetcと猛威を奮っています。
病気になったら一番に必要なのは保険証。
マイナ保険証に12月から変えようとしている厚生省に、全国保険医団体連合などからマイナ保険証1本化への撤回要請がでました。
石破総理が総裁選の時は、1本化の必要はないと言っていたくせに前言を翻してスケジュール通りといった、あれ、あれ、あの話です。
実際に使われているのか、本当に使いやすいのか、国民が使いたいのかなど考えても疑問の多いマイナ保険証ですが、病院だってほとんど使われていないのが現状です。
それはそうですよね、今年9月時点、国民全体の13.87%しか利用していない。
しかも、国家公務員の利用率は、国民よりさらに低くて13.58%。
国家公務員のマイナ保険証の利用率の低さ、普及していないことを医師の方々に突っ込まれて、官僚の皆さんおろおろするばかりだとか。(笑)
誰だって、おかしいと思いますよね。自分たちは使う気がないに、国民だけに押し付けるなんて。
私が一番腹立たしいのは、1本化せず併用すれば問題はないことなのに、マイナ保険証を作らない人に、わざわざ新たに証明証を作って出すという「全くムダな余計ないらないお金」をかけること。利権がらみなの?と疑ってしまいます。
お上になりたてのお上よ、ここは「併用でOK」と一言言ってみたら、支持率がグーンと上がると思いますけれど、いかが?
新しいシナリオ
シナリオ・センターの「1億人のシナリオ」プロジェクト担当・副代表の新井一樹が、外部で色々なイベントを行っています。
明日9日に丸善丸の内本店で行われている「丸の内BOOKCON2024」、日本実業出版社のブースで「シナリオ・センター式柔らかい頭のつくり方」というイベントを行います。
この「丸の内BOOKCON2024」は、11/7~9(11:00-19:00)の3日間、丸善丸の内本店で、100以上のコンテンツが出展する本の大イベント。著者、編集者が200人以上集合して、絵本づくりや出版企画、笑顔の筆文字作りとかあらゆるジャンルで様々な催しを行う本の祭典です。
おかげさまで5万部を突破し、丸善本店だけで1000部以上売り上げた「シナリオ・センター式 物語のつくり方」の著者として、参加者の皆さんに「作家の目、ビジネスの目を鍛えられるお題」(12:00~16:00)にチャレンジしてもらい発想のポイントを伝授し、おすすめ本リストプレゼントなどのイベントを新井一樹がやらせていただきます。
このブースだけでなく、お子様も楽しんでいただける絵本から大人のための小説やノンフィクション、ノウハウ本などなど各出版社の様々なジャンルのブースがありますので、イベント全体で楽しんでいただけることと思います。いいネタも見つかるかも。
1カ月ほど先ですが「温泉とシネマの旅」と題した「黒部シアター2024冬」というイベントが12/7・8で行われます。
これは富山の宇奈月温泉で行われるもので、宇奈月温泉で「温まる」をコンセプトに富山ゆかりの長編映画と世界選りすぐりの短編映画を2日間にわたって上映します。
これも実は新井が関わっていて、12/8に「シアターラーニング」を行います。
「シアターラーニング」とは映画を見て感じたことを簡単な言葉にして、色々な解釈を浮き立たせるワークです。カードに書いてもらった言葉を、会場外のシネマボードに貼り付け、色々な言葉から映画の新しい世界を楽しむというもの。
ただ映画をみるだけではなく、感じたことをちょっと書くことでご自分の想いも整理できるし、他人の感じたものを知ることができます。視聴者・観客の感想を知ることはとても勉強になります。
この「温泉とシネマの旅」は、富山・宇奈月温泉の町おこしの一環です。
富山って、立山連峰黒部アルペンルートの始発ですし、合掌造りの五箇山はあり、宇奈月温泉は黒部峡谷鉄道のトロッコ電車で、大自然が楽しめるし、海あり山ありの素敵なところです。
おわら風の盆、こきりこ祭りはどなたもご存じでしょう。
小説家の水上勉さん、志の輔師匠、俳優の室井滋さん、柴田理恵さん、西村まさ彦さん、本木克英監督、出身です。
富山のお魚は、絶品。ホタルイカ、白エビ、紅ズワイ蟹、氷見鰤と豊富でめちゃくちゃ新鮮でおいしい。富山のます鮨、昆布締めは有名ですよね。
なんて富山観光局みたいですけれど、ちょっと気の毒なのですよ、富山って。
東京でいえば、JRで東京から2時間。京都と変わらない距離感。でも、新幹線で福井・金沢と23分しか離れていないのに、観光客はほぼほぼ金沢に行ってしまう。
で、町おこしなのです。「黒部シアター2024・温泉とシネマの旅」
宇奈月温泉、いい温泉だし、黒部渓谷の入口ですけれど、知名度が低い。
シナリオ・センターがなぜ関わっているかというと、宇奈月温泉の「延楽」という有名な温泉旅館の支配人上山さんが、以前にシナリオ・センターで学ばれていて、シナリオで何か町おこしができないかというご相談をいただいたのがきっかけです。
コロナ前には旅館スタッフのお客様対応の研修をシナリオでやらせていただいたりしていたのですが、町おこしまではコロナあり地震ありと、なかなか形にならず、ようやくちょっとですがお手伝いをさせていただけることになりました。
嬉しいことです。シナリオは、こんな出会いも作っていけるのです。
福井・富山・新潟は能登地震の被災地でもありますので、復興のお手伝いとしても、是非とも観光に来てください。
宇奈月温泉のお湯は、まったりと温かく心が安らぎます。そろそろ蟹も寒鰤も美味しい時期です。シナリオ・センターの新井も頑張ります。
金沢もいいけど宇奈月もね。観光もいいけど、映画もね。