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代表 小林幸恵が毎日更新!
表参道シナリオ日記

シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。

月日

シナリオの基礎技術とシナリオ・センター式物語のつくりかた

失われた30年

シナリオ・センター代表の小林です。夕方になって急に薄ら寒くなりました。こうして冬がやってくるのでしょうね。来週は中々の寒さになるとか。
今日のシナリオ・センターはスタッフのお休み続出。ご本人だけでなく子どものマイコプラズマやリンゴ病などの流行病もあり、本当に油断なりません。
2日間にわたって、七つの十一面観音様に「悪病退散」をお願いしてきたのですがねぇ・・・。

与党が過半数割れで、法案を通しにくくなったという報道を見るたびに首を傾げてしまいます。事実ではありますが、言い方が違うでしょ。
今まで閣議決定で勝手に決めていて、いかに国会を無視して、論議を重ねてこなかったことが当然の姿になっていることに愕然としませんか。論議を重ねる事は、当たり前の姿になっただけです。
報道がお上寄りだという事実にため息が出てしまいます。

大した期待はできないのですが、少なくとも論議をする場、時間が取れるということは大事なことです。
どんどん論議していってください。なんだってすぐに決めたものはうまいいかない公算が大きいです。
マイナカード、マイナ保健証、選択制夫婦別姓でも同性婚でも論議をしたら、何が大事かということが分かってくると思うのですが。
とはいえ、政策活動費について「廃止すべきだ」との意見の一方で、議員外交など相手方への配慮が必要な支出もあるとして「必要なものは残すべきだ」との声が早くも出ていて、結局なし崩しにするんだなぁと思ってしまいます。
私は生活保護費と同じ額で議員報酬はいいと思っていますが、ま、100歩譲って国民の平均年収400万までですかね。
でね、すぐに政治にはお金がかかるというけれど、議員も官僚も学歴がめちゃ高い方々なんだから、如何にお金を使わずにやるかとどこにお金を使うべきかをちゃんと考えればいいんですよ。できるでしょ、そのくらい。
赤字国家の垂れ流しは、お上がやっているだけなんですから。能登には何もしていないんだから。
こちらも言いたです。
自民党が、派閥の政治資金パーティー裏金事件を収束させるため、政治資金収支報告書への不記載相当額総額7億円程度を国庫に寄付する方向で調整にしているというのもおかしく、お金を返せばいいのではなく、ちゃんと罪に問われないとだめでしょ。
もちろん、お金はご返却ください。自分の口座にお入れになった方、あなたのお金ではない、国民の税金ですからね。

愚直の55年

来年のスケジュールの最終段階に入っています。
来年は創立55周年になるので、感謝を込めて、誰もが飛躍できるようにと、イベントを考えています。
一番の大仕事はもちろん継続し続けることですが、自分で言うのもおかしいですが、ひたすら一つのことを貫き通すって案外大変なのです。ふう~!
でも、それを55年も継続できたのは、受講生の方々のおかげに他なりません。
みんなが熱心に受講してくださって、その結果出身ライターの方々が700名余も活躍してくださっている・・・このことに尽きます。
私たちは愚直にただひたすら「シナリオの技術」に特化して、教えてきました。
大事なのはテーマだろう、面白い設定だろう、作家性だろう、シナリオ・センターは本質を教えていないとか言われても、「何を描くか」には触れませんでした。
何故なら仰せの通りそここそが作家性だからです。作家の生命だからです。
シナリオ・センターは「どう描く」だけを教えてきました。
表現したいものを、どう見せたら、どう描いたら、多くの方にわかりやすいか、魅力的に思ってもらえるかの技術だけをひたすら。
それこそ貫通行動です。目的に向かって様々な技術を駆使していくだけです。

55年目は、創立者の新井一から、三代目新井一樹へバトンを渡します。
「シナリオの基礎技術」(新井一著 1968年初版)・センター式物語のつくり方」(新井一樹著 2023年初版)へ。こちらも55年の歳月が流れています。
内容はまったく同じですが新井一がよくいっていた「難しいことをやさしく、わかりにくいことをわかりやすく」をもっと体現しよう、今の方々がすっと入っていけるような本にしようと出版したのが「シナリオ・センター式物語のつくり方」です。

55周年を前に、どのような1歩にしようか、どうしたらいい笑顔でいられるか・・・。
ただ愚直なだけでなく、受講生の皆さんやシナリオや創作に関わりたいと思う方々に「シナリオを描くってサイコー!!創作するってワクワクしちゃう!!」って楽しんでいただくための仕掛けをなけなしの頭で考えています。

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