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シナリオサプリ
「キャラクターの出し方が分からない」を解決する処方箋

シナリオサプリ/あなたの創作処方箋

あなたの創作をサポートするコーナー「シナリオサプリ」。
今回は、「キャラクターの出し方が分からない」という症状でお悩みの患者さんです。

シナリオ・センター創設者の新井一は、“シナリオドクター”として、書き進められない人を救助すべく、『シナリオ診断 ER(救急)相談室』を実施していました。

その想いを引き継ぎ、こちらのコーナーでは、創作中に抱える“症状”に効く“サプリメント動画”をご紹介。効能や副作用もお読みになった上で服用してください。

「キャラクターの出し方が分からない」という症状のとき

・症状
シド・フィールド著の脚本術シリーズ(フィルムアート社)やブレイク・スナイダー 著『SAVE THE CATの法則 本当に売れる脚本術』(フィルムアート社)、シナリオ・センター新井一樹著『プロ作家・脚本家たちが使っている シナリオ・センター式 物語のつくり方』(日本実業出版社)等々、“創作の本”を読むと人物のキャラクターを設定しようと書いてある。

でも、設定してもそれを作中でどう出していけばいいか、いまいちよく分からない。

例えば、主人公“A作”の朝の様子を描きたいとき、

A作、朝食を食べている。

だけでは、せっかく設定したキャラクターも全然感じられない。
どんなふうにキャラクターを出せばいいんだろう?

・処方箋
こんな症状でお悩みのアナタには「キャラクター ヒキダース」を処方いたします。

▼サプリメント動画をご覧ください。
098_キャラクターを引き出すコツ 

今回お出しするサプリメントは「キャラクター ヒキダース」

・効能
「キャラクター ヒキダース」を服用していただくと、主人公の“生活動作”を“性格動作”として考えられるようになります。

例えば、主人公A作が「せっかちすぎるキャラクター」なら、

A作、食パンをくわえたまま食器を洗う。

例えば、主人公A作が「几帳面すぎるキャラクター」なら、

A作、お皿や箸を机の木目に平行に並べる。

例えば、主人公Aが「のんびりすぎるキャラクター」なら、

A作、テレビに釘付けになって、茶碗をもったまま箸が止まっている。

上記はあくまでも「例えば」ですが、こんなふうに「ト書」に書く日常の “生活動作”に、キャラクターならではの動作をプラスしていくと、その人の性格を表す“性格動作”を描けるようになります。

そうすることで、「私はせっかちなので」のようにセリフで説明しなくても、映像に映っている主人公の動作だけで主人公がせっかちだということを視聴者に伝えることができるのです。

・副作用
性格動作をあまりにも細かく書きすぎてしまうと、「演出方法」になってしまう恐れがあります。演出は監督の領域。作品をどう撮るかは監督次第です。ですので、あくまでも性格が表現できる範囲内で収めましょう。

今回処方したサプリメント「キャラクター ヒキダース」。
用法・用量を守って正しくお使いください。
あなたの創作、お大事に。

その他のサプリメント動画(『新井一、かく語りき』)はこちらで。

「自分の創作、どういう“症状”なのか。分からないことが分からない……」という場合は

シナリオ・センターの基礎講座(3種類)を是非ご受講ください。
まずは基本的な書き方&作り方をおさえましょう。
開講以来『むずかしいこともわかりやすく』をモットーにしています。
初心者から経験者まで、わかりやすく為になる講座です。
“最初の一歩”として、各講座に向けた体験ワークショップもオススメです。

※シナリオ作家養成講座とシナリオ8週間講座は、オンライン受講も可能です。
詳しくは講座のページへ

シナリオ作家養成講座(6ヶ月)

シナリオ8週間講座(2ヶ月)

シナリオ通信講座 基礎科(6ヶ月)

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