余波
シナリオ・センター代表の小林です。中居事件のおかげでフジテレビは、新番組の製作はもちろん、番組自体の存続が危ぶまれているようです。
私の大好きな「サザエさん」「ちびまる子ちゃん」もスポンサーがみんな降りちゃったせいで、終了するのではと取り沙汰されています。
本当なのでしょうか。絶対、絶対終了して欲しくない。この二つのアニメは、日本人の良心ですもの。なくしてはいけないものだと思うのです。
もちろんスポンサーは、「フジテレビに広告を出すのか」と言われてマイナスになることを恐れるのは当たり前ですが、なにも関係のない制作者が余波を受けてロケを拒まれたり、俳優さんに出演拒否されたり、なにより番組そのものがなくなるというのはあまりにも気の毒です。
4月期の連ドラはどうなるのだろうととても気になります。
もう当然、シナリオは描いているでしょうし、撮影も進んでいるものもあるでしょう。
フジテレビの体質とドラマづくりとは切り離すわけにはいかないのでしょうか。
センター出身のライターの方も余波を受けていらっしゃる方も多く、制作できるにしてもできないにしてもつらいですよね。
芸能界って、こういうことが日常的なように思われている節もあり、実際にそういう部分もあるからこそ中居事件も松本事件も起きたわけですし、それをどこかでよしとしてきた風潮もあるのです。
男と女がいる限りと言う方もいらっしゃいますが、実はこの本能的なものって、夫婦別姓やジェンダーギャップにもつながると思うのです。闇はどこまでも深い。
スタート
明日は、2月シナリオ8週間講座が開講です。
初春の開講は、毎年気持ちが爆上がります。新しい年にどんな方とご一緒にシナリオを学べるのかと思うとワクワクするのです。
1月末に開講した153期シシナリオ作家養成講座の入学動機を拝見しておりました。
皆さんがなにを目的にして入学されたのかを知ることで、できる限りご希望に寄り添った添削をしたいと思うからです。
映画、ドラマのシナリオだけでなく、小説やゲームシナリオ、アニメ、ラジオドラマ、マンガ原作だけでなく販売促進や営業に活かしたいという方などさまざまです。
たまたま弊社の新井一樹の「シナリオ・センター式物語のつくり方」を読まれた方、同「14歳からの創作ノート」を奥様に勧められて読んでという方、占い師のゲッターズ飯田さん(センターで学んでくださっていました)のラジオ番組をお聴きになってという方などきっかけもまちまちですが、皆さん目指すところは創作、ご自身の想いを描きたいということです。
講義はオープンですが、添削はマンツーマン。それぞれのご希望に添える視点で添削ができればと思っています。
講座自体は、シナリオ8週間講座もシナリオ作家養成講座も、徹底的にシナリオの技術をお教えしていきます。
シナリオの技術は伝えるための技術です。
創作だけでなく日常にも役に立つ技術ですから、ちょっと面白いなぁと思ったらおいでください。
今年は創立55周年にあたります。なので、色々なイベントもたくさんありますので、より楽しめるかと思います。
是非、この機会に。