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代表 小林幸恵が毎日更新!
表参道シナリオ日記

シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。

想い

ndjc「若手映画作家育成プロジェクト2024」

献金

シナリオ・センター代表の小林です。ぽかぽか陽気の表参道ですが、朝は真っ青な青空だったのに午後になってちょっと怪しげな曇り方、最近の天気は気が抜けません。

与党は、保険料の負担増を伴う内容が含まれている年金制度改革法案は先送りするつもりのようです。
参議院選挙のために、国民が怒りそうなことはすべて先送りにしたい与党ですが、企業献金は、国民に何を言われても欲しいみたいで・・・なんだかねぇ。
企業献金している大企業は、どうして企業献金をしたいのでしょうか。
「企業献金の目的は『社会貢献』、『政策本位の政治の実現』や『議会制民主主義の健全な発展』のために、企業の社会的役割の一環として重要性を有する」とおっしゃっていますが、政党や議員に献金すると、何故、『議会制民主主義の健全な発展』になり、『社会貢献』になるのか、まったく理解できません。
議会制民主主義の発展なら与党だけに多く献金するのではなくどの政党にも等しく献金すべきだし、社会貢献というならむしろ直接おやりになった方が世の中のため人のためになってよいかと思います。
例えば、まるで雨後のタケノコのように日本各地にどんどん増えている子ども食堂とか、奨学金返金地獄の学生支援とか、お上に捨て置かれている被災地へのバックアップとかに、直接お金を出した方がいいかと思います。
実際、政治家が子ども食堂を見学に来ても何ひとつ手を下すこともなく、貧しい子どもたちはどんどん増え、子ども食堂なしでは暮らせない世帯が増えるばかりです。
それよりはダイレクトにこれらに献金するとか、企業として非正規社員をなくすとか、子育て女性への働き方支援とか生きやすい社会を作るという発想をしてはいかがでしょうか。
子供じみた発想と思われるかもですが、よーく考えてみてください。ものごとはとてもシンプルなのです。
こんな簡単なこともできないのは、企業と政治家が癒着して暴利をむさぶりたいから、それだけの構図です。
少なくとも企業献金を当てにする政治家には決して投票しないようにしましょう。
私たち下々は見殺しにされます。いや、見殺しというよりも戦場に追いやられてしっかり殺されるかも。

ndjc「若手映画作家育成プロジェクト2024」

4月18日から24日までに1週間、ndjc「若手映画作家育成プロジェクト2024」で制作された映画の上映会が行われます。
5月過ぎには、ndjcの育成プロジェクトの募集がありますから、監督志望の方は、是非挑戦してみてはいかがでしょう。

今回は残念ながら、シナリオ・センターの方はいらっしゃらないのですが、私は、ndjcで「スリーピング・スワン」という映画を撮られた佐藤そのみ監督を注目しています。
彼女は、石巻生まれで、あの東日本大震災の被災者のお一人。2歳下の妹さんを大川小学校で亡くされていて、その想いを映画にされたと知ったからです。
自主映画『春をかさねて』は、学校生活が再開する4月下旬からの約9カ月間、中学3年生になった祐未が過ごす日常を追っている映画です。被災地ではどんな日常が広がり、どんな思いが言葉にならず胸の奥に渦巻いていたのか。当事者だけが知る視点で丹念に描いている作品なのだそうです。
とくに是非とも観たいと思わせられたのは、マスコミと被災者の対応。
記者の質問に努めて笑顔で答える主人公ですが、時には答えに詰まってしまうこともあるのです。
佐藤監督は「記者の方々も悪気があるわけではないのに、聞かれた方は苦しんでしまう。みなさん真摯(しんし)で丁寧でしたが、伝わってくる使命感が逆にこちらを苦しめていたところもありましたね。誰も悪くないのになあ。そういう複雑な状況を映画にしたいと思いました」
これって、当時者しか感じ得ないところですし、創作は、個々の持つ想いや体験が生み出すものだと思うのです。
東日本大震災で妹さんを亡くされるというあまりにも大きい体験は佐藤監督だけのもので、それはどんな時にもどんなものを創っても根っことしてあり続けるものだと思います。
この映画を撮った後、佐藤監督は、大学の卒業制作としてドキュメンタリー映画『あなたの瞳に話せたら』を創りました。
監督自身が妹に宛てた手紙で、大川地区の近況や今の思いを語りかける29分のドキュメンタリーです。
フィクションを撮ったからこそのドキュメンタリーとなったのではないかと私は勝手に思っています。
どんな作家性を持って佐藤監督がこれからの映画を創っていくのか追っかけてみたい気がしています。

21年から自主上映されてきた映画ですが3/15~4/2まで下高井戸シネマ(20:40~)等、都内2か所で2作同時上映があります。
そんな彼女が創った「スリーピング・スワン」始め3作品が4/18から1週間限定ロードショーとなります。
こちらは、恵比寿グランドシネマへお出かけください。

今、私は作家性にこだわっています。
シナリオ・センターでは「どう描く」は教えていますが、「何を描くか」は教えられるものではありません。
だからこそ、一人ひとりのシナリオにその作家だけが持つ作家性を感じたいと思うのです。

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