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シナリオ・センター

代表 小林幸恵が毎日更新!
表参道シナリオ日記

シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。

自分の想い

もう少し

原発

シナリオ・センター代表の小林です。急な暑さに開花宣言されたと思ったら、あっという間に咲き誇っている桜も増えて、あまりのテンポに、気持ちがついていけない。(笑)
桜と言えば西行。
私の母は、西行のごとく桜の季節に散りました。その日、兄嫁がわざわざ桜を手折って枕元に備えてくれました。
26年も前のことですが、桜が咲くたびに西行の「願わくば 花の下にて 春死なむ その如月の 望月の頃」の歌と共に母を想い出します。

原発の話しが出るたびに、恐怖を感じます。
改正された法律では国内で初めて、福井県の高浜原発1号機の60年目までの運転が認可されました。
地震が起きているのにですよ。
高浜原発1号機は、国内で運転しているもっとも古い原発。去年、運転50年を迎えています。
10年ごとに認可ですから60年までOKとなったわけですが、ホントに本当に大丈夫なのですか。

柏崎刈羽原発(新潟県)は、再稼働の是非を問う県民投票を求めています。
市民団体「柏崎刈羽原発再稼働の是非を県民投票で決める会」は、新潟知事に対し、「原発の再稼働問題について県民が判断する機会を与えてほしい。条例案に積極的な意見を付して議会に諮っていただきたい」約14万筆の署名を添えて同条例の制定を知事に請求したそうです。
そうですよね、だって、暮らしにも命にも関わることですから、住民こそが声をあげるべき、意見を言うべきです。
安全性も廃炉後も避難路も何にもちゃんとしてくれないお上に一方的に押し付けられて、想定内なのに「想定外でした」とか言われた挙句、死にたくないし、故郷を追われたりしたくないですもの。
福島原発の姿を見てもなお、原発にこだわる人の気持ちがまったくわかりません。
声をあげましょう。原発のところに住む方々は、安全と言われ、経済が良くなると賛成したかもですが、安全じゃないことがわかったら、もう嫌だと言ってもいいのではないでしょうか。

シナリオ日記

今日は、4月シナリオ8週間講座のワークショップです。
シナリオを描いてみたいけれどできるかなぁ?という方や面白そうだからまずやってみようという方等様々ですが、対面とオンラインのハイブリッドで、みんなとても楽しそうにシナリオを描いてくださっています。

そうなのです、簡単に書けるんですよ、シナリオは。はっきり言って、文章表現よりずーーっとラクだと思います。
シナリオ・センターは、シナリオライターの養成学校ですけれど、私は17年前から、ドラマ作りと違うシナリオの使い方「シナリオ日記」を提唱してます。
誰かと喧嘩します。あなたは家に帰ってきてからも、ムカムカしていませんか。
で、喧嘩した場面を、頭の中で録画再生のように思い出しているものを、そのまま、シナリオとして書くというのがシナリオ日記なのです。
日記帳だと、「バカ野郎、殴ってやる!」とか、「いつもあんなこと言って許せない」とか自分の感情が全面にでてきます。
「シナリオ日記」は自分の感情、感想はいれません。
どんな顔つきしてどんな仕草して○○課長はどんなセリフを言ったか、それに対して私はどんな行動をしてどんなセリフを言ったか、それを録画を再生するように、その場の情景をそのまま書くのです。
で、1,2日して、読み返してみます。
あ、○○課長はいつも同じこと言うなとか、だったら私はこう言えばよかったかもとか、もう少し論理的に言えたかもとか・・・ちょっと冷静にみることができます。
別に反省しなくてもいいのですが、自分の心の整理がつくのが「シナリオ日記」なのです。
何故なら、シナリオは俯瞰(客観的)で書くからです。
是非とも試していただきたいと思います。

過去記事一覧

  • 表参道シナリオ日記
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