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シナリオ・センター

代表 小林幸恵が毎日更新!
表参道シナリオ日記

シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。

人としてのあり方

はじめちゃんシナリオ作り

思慮

シナリオ・センター代表の小林です。今日は4月シナリオ8週間講座の開講です。
昨日までの寒い雨と違ってきれいな青空、開講と重なって気分は上々です。

関西テレビ社長の大多亮さんが辞任されたニュースを聞きながら、月9全盛を創り上げた大多さんがと・・・ちょっと悲しい気持ちになりました。
大多さんには、プロデューサーとして全盛の頃、シナリオ・センターでも何回か講義をしていただいたことがあります。
「君の瞳をタイホする」「東京ラブストーリー」「101回目のプロポーズ」「愛という名のもとに」など名作と呼ばれる魅力的なドラマをたくさん創られた方です。
今回、「港社長と大多専務というフジテレビの経営中枢を担う取締役2名が、極めて『思慮の浅い』経営判断の誤りを犯した」という第三者委員会の報告を聞き、人は誰でも、良きにつけ悪しきにつけ権力を持つと見方が変わるものだと思いました。
立場が変れば見方が変るのは当然ですが、ドラマを作っていた方ならもう少し想像力を持てたのではないか、人間を描くドラマという世界にいた方ならもっと相手に対する思いやりもできたはず、違った対応ができたのではと残念に思っています。
フジテレビや中居氏の大きな問題点は、他人に対するおもいやりのなさ、想像力のなさです。己の欲望しかないというのは人として一番恥ずべきことかと思います。
中居氏だけでなく伊藤詩織さんを犯した元TBSの人もそうですが、せめて自分のやったことを恥ずべき行為だと認め、罰せられるべきです。
昭和だったら、昔だったらよくあること、許されていたと思う方もおいでですが、昔も今もそういうことは決してないのです。
いつの時代も女性がどれだけ下に置かれ、辱められていたかをしっかりと考えて欲しいです。

人間

シナリオ、物語は、「どう描くか」と「何を描くか」で作られています。
で、しつこいですけれど、シナリオ・センターは「どう描くか」の部分を徹底的にお教えしています。

最近、思うのです。
前述したフジテレビ問題も、森友問題も裏金問題も世界情勢も、昨今の乱れまくりは、「人として、どう生きていくか」「人としてどうあるべきか」ということを考えなくなっている人が多くなっているのではないかと。
シナリオは、「人間を描く」ことです。
シナリオに描くことは、ただこれこれこういうストーリーというのではなく、そこで登場人物がどうなるのか、どのような葛藤をして、どう変化していくのか細部を描きます。
そして、そこには主人公だけでなく色々な人が登場します。様々なキャラクターの人たちです。
人は誰一人同じ人はいませんから、考えも想いも生き方も違います。その人たちと向き合いながら主人公は変化していきます。

新井一が、このシナリオ・センターを立ち上げたのは、シナリオを描くことによって、自分で想い、考え、表現して欲しいと思ったからです。
新井の根幹は、戦争を何も考えずに受け入れてしまった自分を含めた日本人の在り方への反省から生まれたものです。
この混沌とした時代こそ、今一度新井の想いに立ち返って、自分の心で想い、自分の頭考え、自分の言葉で表現する力をひとりひとりが持ってほしいと願います。
そこから生まれるものは想像力。
他人(ひと)に対して、社会に対して、思いっきり想像の翼を広げて欲しい、そして、自分はどう考え、表現したいのか、大勢に流されず個々が考え、動いてほしいと思うのです。

シナリオは、アクションとリアクションでできています。
一方的にアクションを起こすだけでなく、相手のリアクションも考える。
そのシナリオのあり方こそが、人と人を繋ぐ大切な絆なのだと思います。

シナリオ・センターの理念は「日本中の人にシナリオを描きてもらいたい」
戦後80年、こんな怪しい世の中だからこそ、シナリオを描きましょう!!

過去記事一覧

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