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代表 小林幸恵が毎日更新!
表参道シナリオ日記

シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。

発想の貧困

2024年の橋田賞授賞式(2024年5月10日)

コメ騒動

シナリオ・センター代表の小林です。昼と夜の寒暖の差に体調を崩している方も多く、お花見で風邪をひいたという方も。
昼間は春らしいですが、夜桜見物はちょっと寒いので必ず上着などを羽織ってくださいね。寒がりの心配性の私は、ショールとコートを手放せません。

フランスの世論調査会社イプシスが日本を含む30か国で幸福度調査したところ、日本は27位で、かつ生活の質への満足度は最下位だとか。しかも「5年後に全体的な生活の質は今よりよくなっている」との期待度も最下位。
「日本の未来は明るくない」と多くの人が悲観的に思っているということです。
ま、そうですよね、お米も満足に買えない日本。サツマイモやカボチャを混ぜているという家庭も増えているというニュースに唖然としました。
いったいいつの時代の話し?80年前の日本ですか?
芋ご飯もカボチャご飯も、美味しく私は好きですけれど、それは炊き込みご飯として普通に楽しむためで、お米がないから、お米の代わりにかさ(量)を増やすためではないです。
先の大戦の戦中戦後の食糧難と見間違うような現在が本当だとしたら、それはもうただただお上の怠慢としか思えない。
選挙前だから国民に5万円給付なんて言い出したお上たちは、いかにも施してやる態。
こちらが納めた税金だということも、年間7500万円以上も私達の税金から奪い、その上消費税を還付しては経済界からキックバックしてもらっていることは、忘れているんでしょうか。
毎月くれるならいざ知らず、1回くらい5万でも10万返してくれてもどうにもならない。100万円出されたところでも本質的な貧しさからは脱却できません。恒久的にくれるなら別ですけれど。あ、税金を取らなきゃいいのか。(笑)
まずは、大企業に還付するための消費税を廃止して、せめて物価を抑えましょう。お腹いっぱい、山盛りのご飯を食べさせて!

おめでとう!橋田賞

やりました!!
橋田賞受賞者5人の方のうち4人の方がシナリオ・センターという快挙です。おめでとうございます。
1時間ドラマ部門は佳作2作。
佳作「シニアの居場所」松山富江さん
佳作「遠くから来た客」今泉紗弥さん 
松山さんの作品「シニアの居場所」は、プロの俳優さんによる本読みを行い、動画配信されます。
短篇部門は入選3作。
「よいおとしを」青山 ユキさん
「素直になれなくて」不動 里美さん
もう御一方の短編「おまけ」は映像化され動画配信する予定だそうです。
授賞式は、5月10日の橋田壽賀子さんのお誕生日に行われます。
今回、短編だけですが、新しいコンクールになって初めて映像化が実現されます。とても楽しみです。

コンクールは色々ありますが、どのコンクールも必ずシナリオ・センターの受講生の方が受賞されています。
やはり、基本の技術「どう描くか」の力は大きいなと感じています。
ただ、こちらはお教えできないんですが、「何を描くか」の部分をもっと頑張っていただけるといいのかなぁと思います。
先日、6月に特別ゼミナールをやってくださる岡田プロデューサーと打ち合わせをしている際に、「毎月月刊シナリオ教室で20枚シナリオやコンクール受賞作を読んでいるが、「おっつ!」と驚かされるような作品が少なくなってきている。ちょっと前までは結構あったのに、どうしたんだろう」と言われました。
これこそ、作家性のことですが、どんな題材で、発想で、切り口で描くかは、作家の力。
あちらこちらにアンテナを張り巡らして磨いてもらいたいものです。
「Theミソ帳俱楽部」は、創作のアンテナの一助として行っていますが、こういうものも上手に使って、ミソ帳を膨らませてくださいね。
なんでも創作のタネになります。これぞというタネをみつけだすのも、作家力の一つです。

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