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代表 小林幸恵が毎日更新!
表参道シナリオ日記

シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。

つらいね

特別ゼミをしてくださっている清水有生さん

ロクなもんじゃない

シナリオ・センター代表の小林です。今日は夏日になるけど、夜は温度が下がって、昼と10度くらいの落差があるそうです。長野は20度の落差って。
さすがに毎日だと身体がついていけない。こうした気候の変化に身体もついていけるようにしないと生きてはいけない時代になるのでしょうか。
気候だけでなく、殺し合いもしている人間たちは淘汰され、地球にはGOKIちゃんしか残らないのかもしれませんね。

昨日も萩生田光一氏の「企業・団体献金がなくなれば政治のダイナミズムが削がれる」って発言にめちゃくちゃ腹が立ちましたが、関連会社から顧問料を受け取りながら未記載で問題になった上、法務省職員に月餅を配って公職選挙法に抵触する恐れと言われたあの鈴木法務大臣が、横浜市内で政治資金パーティーを開催して、約1000人が参加したそうです。
「大臣規範」では「国民の疑惑を招きかねないような大規模なものの開催は自粛する」ことを申し合わせているのですが、批判を浴びながらも平気で計画を敢行しちゃいました。
パーティーは「政治資金の調達が目的ではない」という言い訳も招待された麻生氏の挨拶も本当におかしい。 
麻生氏は「企業・団体からの政治献金禁止を求める野党からの声に鈴木氏が立ち向かった」(はぁ?)と紹介し、 「財界からの寄付を禁止するという意見に、そうではない、寄付の内容をきちんとすればいいんではないかと、先頭になって戦ったのは間違いなく鈴木馨祐です」と。
なんだ、なんだ、え~、なんにも気にしないのですね、下々の声も世の中の常識も。
金の亡者たちは、倫理観も常識もない。戦うのはそこじゃない、己の非常識に立ち向かえ!!

創作ラジオドラマ大賞

創作ラジオドラマ大賞大賞に天見ろねさん、佳作に朴善美さんが受賞されました。おめでとうございます。
最近ラジオドラマがとても人気なので、これからのご活躍を楽しみにしています。
ドラマ誌5月号に大賞作「マイリバー、マイライフ」が掲載されているので、ラジオドラマを書いてみたいという方は是非とも読んでみてください。
センターでもラジオドラマ講座を6月13日から2回にわたって開講しますので、こちらも併せて学んでいただきたいです。
音の世界と映像の世界はちょっと違うので、音だけでイメージさせる技術を習得することは大きな武器になります。

同じくドラマ誌5月号に出身ライターの清水有生さんの「介護スナックベルサイユ」(土ドラ特別企画)のシナリオ全2話が掲載されています。
このドラマは、「介護スナックベルサイユ」というタイトルでおわかりのように介護の話しなのですが、このお話しの設定がまったく意表を突くもので、清水有生さんの今までの作品からみても違う感じなのでびっくりしました。
が、テーマはやはり、清水有生さんらしいがっちりしたものでした。
介護スナックベルサイユは、介護が必要な方がお客様で普通にスナックとして楽しめるのですが、このスナックには特殊なワインがあるのです。
「このワインを飲むことが許されるのは一度だけ。御一方一杯に限られます。そして、この一杯を飲み干した時、人生の終わりに、どうしても会いたかった人に会うことができるのです。」

清水さんは、35年前のデビュー当時に、TBSの大御所プロデューサー堀川とんこうさんに「どんな作家を目指しているの?」と訊かれたと「作者ノート」で書かれていらっしゃいます。
その時「自分の年齢に寄り添った話を描く作家になりたいです。」とおっしゃったそうで、まさに「正しいご家族」を皮切りに「朝ドラ・あぐり」「朝ドラ・すずらん」「夫婦道」「家裁の人」「3年B組金八先生」「テキ屋の信ちゃんシリーズ」「プラチナエイジ」「明日の光をつかめシリーズ」「さくらの親子丼シリーズ」等々年齢に添ったドラマを書かれてきました。
で、70代になった今、提案したテーマが「介護」だったそうです。
清水有生さんは脚本家として、ご自分の年齢に合った作品を描かれることをきちんと全うされていらっしゃるのですね。
自分の想いや考えを、その年代でしか見えないこと、見えることを通して描いていけるのは、脚本家だからこそだと思います。

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