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代表 小林幸恵が毎日更新!
表参道シナリオ日記

シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。

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シナリオライター 脚本家 になるには?

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ピンチはチャンス

シナリオ・センター代表の小林です。昨日、政権交代のお話しをしたらたくさんの方からお祝いのメッセージをいただきました。
ありがとうございます。
とはいえ、本人たちは別に何も変わった気もしていないのですが、「おめでとう」という声をいただくと、気を引き締めないといけないと改めて・・・。
より一層頑張りますので、今後ともよろしくお願いいたします。

実は、2020年が創立50周年でしたので、半世紀というおさまりの良い時に政権交代を考えていました。
2020年、もう遥か昔のような気がしますが、覚えておいででしょうか、コロナの一番ピークの時でした。
創立パーティーはもちろん、授業もできず、誰一人いない教室で途方に暮れるばかりでした。
交代どころか存続できるのかという大危機に見舞われた5年前、今思い出してもゾッとします。
そんな中、新井一樹を中心に事務局スタッフが、あれよあれよという間にオンラインという道筋を作ってくれました。
最初は講座から、オンラインで受講をお願いしました。
そして、どんどん進化させていき、双方向でゼミナールも行えるようになり、今に至っています。
今は当たり前のように、講座もゼミナールも、通学とオンラインのハイブリッド、設備も少しずつですがよくしています。
本当によく乗り切れたと思います。若い力に完敗、嬉しい大きな乾杯です!!

で、今年創立55周年。あえて「50と5周年」と分けてみました。
新井一が起こしたシナリオ・センターが半世紀続き、その後の5年で飛躍的に変化したシナリオ・センター、若い力の台頭、そんな意味を込めてみました。
「ピンチはチャンス」という言葉がありますが、しみじみ若い力のありがたさを感じています。
老骨も負けずにもう少し頑張ろうかなと・・・。

日常もドラマも

5月のゴールデンウイーク明けから、154期シナリオ作家養成講座が始まります。
いまや、良くも悪くも表現することがとても大事な時代になっていると思います。
SNSの普及によって、表現そのものも様変わりしています。
誰でもが自分の意見や想いを多くの他人に伝えることができる、それはいいことなのですが、ストレートに批判したり、罵倒したりしていることも多くなっています。人を殺すことさえできるのです。
それだけに伝え方、表現の仕方が大切になります。
一方的に物申すだけでは、他人には通じません。
大事なことは、どうすれば他人に自分の想いをわかってもらえるか、共感してもらえるかです。
それには、シナリオ発想がとても有効なのです。

シナリオは、一方的に話せばいいものではありません。必ず相手がいます。
そう、アクションを起こしたら必ずリアクションがあるというのが大前提。相手を想像しなくちゃね。
ですから、常にこちらの意見だけを考えるのではなく、相手のリアクションを考えて表現していきます。
なので、ドラマはわかりやすく面白いのです。

アクションを起こすにも、必ず相手のリアクションを想像することで表現方法は変わり、伝え方も変わります。
シナリオ作家養成講座は、その表現の技術、伝えるための技術をお教えしています。
ドラマを描くだけでなく、自分の表現を磨きたい方もシナリオの技術を体得して欲しいと思っています。
「日本中の人にシナリオを書いてもらいたい」シナリオ・センターの理念は、自分で考え、想い、表現する人を育てたいというところか生まれました。
良いコミュニケーションも面白いドラマも表現力=伝える技術を持つこと。
5/9直前説明会、また5/10オリエンテーションもご自由にご参加いただけます。

シナリオ・センターは、4月27日日曜日から5月6月曜日までお休みとなります。
「表参道シナリオ日記」もしばしのお別れ。5月7日からとなります。
お休みの間は、身体も心も休憩ですが、アンテナだけは貼り巡らしてネタ探しを楽しもうと思っています。
みなさまも、楽しいゴールデンウイークをお過ごしください。

過去記事一覧

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