シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。
シナリオ・センター代表の小林です。やりました!イチロー選手、日米通算4000本安打達成!!今朝「あまちゃん」から切り替えたとたん、イチロー選手の快挙をみることに!もう、拍手喝采!思わず連れ合いと「やったね!」と手を取り合っちゃいました。
敵方のブルージェイズの川﨑選手も拍手、2塁にイチロー選手が来たときはハイタッチをしていました。日本人としても同じ仲間としても、誇りだったのでしょうね。
連れ合いは野球が大好きですが、私自身は野球が好きなわけではありません。あくまでイチロー選手が好きなんです。あのストイックなまでの自己規制できる姿勢。自分には絶対できないからこそ憧れです。4000本ですよ、4000本。記録のためではなく、自分のためにコツコツと努力を重ねる・・・本当の天才だと思うのです。
説明会などでも、時々イチロー選手のお話をします。
野球を始めた子供のときから同じストレッチを欠かさず続けていることが天才を作ったのだということをお話させていただいています。
こうした記録を作るには、打つ技術はもちろんですが、怪我をしない、病気をしないことが大切です。
イチロー選手のすごさは、大きな怪我をしないこと。守備も盗塁も見事なほど華麗だというのに、怪我をしない。
体作りをしっかり積み重ねているからですよね。そして技術的に常に積み重ねているから華麗な技を見せられる・・・この積み重ねこそが、天才の道なんですね。
天才って、生まれながらのものではなく、素質があってもそれだけでは天才は生まれないのだと思います。
素質を伸ばすためにコツコツと続けていくこと・・・簡単なようでほとんどの人ができない。みんなができたら、天才だらけの世の中になる、素敵に面白いです。(笑)
20枚シナリオは、千本ノックだと創設者の新井一は言います。
基本の技術を知るだけではなく、実際に身につけるにはイチロー選手と同じく基本を続けることなんですね。
20枚シナリオは、体作りのストレッチであり、技術を身につけるトレーニングです。
シナリオ界のイチローになりたいものです。
先日、商業演劇東宝で、芸術座(現シアタークリエ)や宝塚歌劇場、帝劇などで活躍された戯曲作家小幡欣治さんの話を読みました。
小幡さんは、「熊楠の家」「三婆」「神戸北ホテル」など名作を82歳で亡くなられるまで書き続けられたやはり「天才」といえる方ですが、小幡さんには「三つの戒め」があったそうです。
「ドラマを書こうと思わない」「人間を描くこと」「人間描写に埋没しないこと」
大御所になられても、いかに常に俯瞰で観ようとしていらしたか、創作の基本姿勢を忘れないために戒めを作られていらしたんですね。
天才は一夜にして生まれない。継続は力なり・・・先人はいいことをいいます。
凡人は今日もダイエットに失敗しています。(泣)