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代表 小林幸恵が毎日更新!
表参道シナリオ日記

シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。

夏の終わり・・・今やるべきこと。

シナリオ・センター代表の小林です。東京は、ようやく「秋」ってかんじで、体も心もホッとしています。
ですが、大雨にみまわれていらっしゃるところもたくさん。一体どうなっているのでしょうか、地球は。お見舞い申し上げます。
そんな中で、十五夜がきれいにみえて自然への畏怖を感じずにはいられません。
 

8月の満月

先週、広島から脚本家になりたいという高校生のお嬢さんとお母様がお見えになりました。どうしたら脚本家になれるだろうかというご相談でした。

わざわざ相談の為に広島から出ていらした親子のためにどうすればいいのか真剣にご相談を受けました。
事務局には進路指導の先生みたいと笑われましたが。(汗)

私は、大学や高校でキャリアアップの授業などをさせていただいているので、若い人達が自分の将来が見えずに悩んでいる姿をたくさん拝見しています。
将来を考えられない、自分が何をしたいのかわからない、自分自身がわからない、自分の長所をみつけられない・・・悩みは深いです。
そういう意味では、高校生のお嬢さんが脚本家になりたいと明確な目標を持っていらっしゃることはいいことです。
ただ、目標に向かっての方法論がわからないのです。
地方にいらっしゃるので、なかなかちゃんとした情報が入らない。
ネット情報だけではなくきちんとナマの情報を得ようとして上京された姿勢は、とても素晴らしいことだと思いました。

ご本人は、東京に出て専門学校か就職しながらデビューしようと考えていらっしゃるようでした。
私は、いかせていただけるなら大学にいくことをお勧めしました。大学は、大人でもない子供でもない怪しい(笑)人間でいられるところです。一番自由に動ける場所です。利害関係のない友人や先輩、師に出会ったり、好きなことを学ぶことができる、人生において大きな収穫になるはずです。
脚本家は、「人間を描くこと」どれだけの経験、教養、知識があっても足りません。
お嬢さんは、大学にはいきたくないとおっしゃっていたようですが、脚本を書くということはどういうことか、どんな風に作られるかなどお話したら、ご本人から「わかりました。私大学いきます」とお母様も驚くほどきっぱりと宣言。
私は、だったらこの高校生活の残りは、大学に入るために勉強して、シナリオの勉強は受かってからしてほしいと申し上げました。若さだけでは脚本家として大成しないからです。
人間を描けるように、様々な形で勉強、経験を積んで欲しいと思っています。事務局からは、「せっかくの生徒を逃しましたね」と笑われましたが、真の脚本家になるためには、「今じゃない」ではありませんが、「今」やるべきことをしっかりとわかってもらわないといけないと思っています。
広島のお嬢さんが、5年後どんな大人になってシナリオ・センターの門をくぐってくださるのか、今から楽しみにしています。

 

調布で花火大会をみました。伊東の花火と違って、調布の駅前の11階からの見学です。ベランダの目の前が花火会場。ベランダでも多摩川べりにいるような大迫力でした。
神宮の花火では、我が家では大音響だけが聞こえます。昔は家の前で見えたものですが、ビルが立ち並び、今では音だけ。すごい音なんです。音が怖いハルは、1時間震えっぱなしで。今年は雷も多いので、ハルにとっては受難の年です。
夏祭り、花火大会など夏のイベントも先週末がクライマックスのようでした。
どんなに暑くても、そろそろ、夏も終ります。
夏が終ると、コンクールの締め切りがドーンと迫ってきます。
今日は、青年海外協力隊映画コンクールのお話をミソ帳倶楽部でお聴きします。
あなたの「今」やるべきことはなんですか?

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