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しゃれおつなお店や人々が行きかう街、表参道。そこで働くシナリオ・センタースタッフの見たもの触れたものをご紹介します。

コピーライターの視点から考えたシナリオを『売れる』商品に育てるポイント6つ

シナリオ・センターの新井です。
先週の月曜日に、新講座『売れる』シナリオの育て方講座が実施されました。講師は、シナリオ・センターで作家集団を担当する新井巌講師です。(私ではありません)

本講座のテーマは、ズバリ!『売れる』シナリオを育てるための考え方と育て方です。長年コピーライターとして活躍してきた新井巌講師から、シナリオを“作品”から商品にするための39のステップを学びました。その中から6つご紹介します。
ちなみに、皆さん馴染みの深いWOWOWを「WOWOW」と名付けたのは何を隠そう、新井先生です。

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の1:「みんなに観てもらいたい!」はダメ

誰に向けて書くのか、観客や視聴者を想定して書いてないシナリオは、商品にならない。
時間帯、局、そう言ったものを意識して書くクセが大切。

その2:リアリズムに徹しすぎるのはダメ

ドラマ=「虚構・嘘」である。
だから、奇想天外、波乱万丈、天衣無縫、荒唐無稽はOK!荒唐無稽だって、ドラマになります。SFなんて基本的にそうです。
ダメなのは、支離滅裂。

リアリズムに徹することで、発想を小さくしないようにしてください。

その3:登場人物の視点になってはダメ

ドラマは観客の視点で考える。ハラハラドキドキするのは観客。
主人公がハラハラドキドキしている姿を見て、観客が笑うのもアリでしょ。主人公の姿、登場人物の姿を見て、観客がどう感じるかが大切。

その4:プロデューサー感覚で読みなおさないとダメ

そもそもプロデューサーが買ってくる商品になっているかという視点で、自分のシナリオを読み返してみる。

その5:自分の物語に固執しちゃダメ

プロデューサーの視点、観客の視点でシナリオを読み返して、直すときは面白い方へ!自分の物語に固執するな。

その6:プロットは広告になってなきゃダメ

・プロットにも“つかみ”が必要
・プロットはドラマの進行順に書く必要はない
・プロットは目的別に分ける。
 ①コンクール用 ②プロデューサー用 ③宣伝用 ④自分用 etc

 

と、6つのエッセンスだけを抜き取って書きましたが、いかがでしょうか?
講座に出てじっくりと聞いて頂くことに越したことはありませんが、少しは役に立ちましたか?

ご自分のシナリオを見直す際のチェックポイントとして使ってもらえたらと思います。

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