シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。
シナリオ・センター代表の小林です。今日で3月は終わり。
今年の3月は、年度末というだけでなく、消費税駆け込み月。それも今日で終わりです。
シナリオ・センターは、ゼミナールのお月謝は、現行のまま上げません。
頑張れるところまで、頑張りたい・・・シナリオ・センター事務局全員の心意気です。
とはいえ、心意気だけで回るかどうかは、実のところ全然わかりません。
4月からどうなるのか・・・急に満開になってしまった東京の桜のようですが、開けてびっくり、先が全く見えません。
さてさて・・・どうせ先が見えないなら、創設者新井一の遺志を継ぎたいという想いだけで、見えるところまで頑張っていこうとと思います。(笑)
本科、研修科、作家集団のみなさん、通信のみなさん、講座のみなさん、書き続けることこそ、明日へつながる道です。
ともに、続けていきましょう。
シナリオ・センターは、「日本中の人にシナリオを書いてもらいたい」というミッションを持っています。
いつも、この日記でもお話しているように、あまりにも「想像力」が欠如されている人が多いからです。
こうしたら、相手はどうなるのか、こうされたら、自分はどう応えられるのか・・・を考えて、ものを言う人が少なくなりました。
でも、シナリオは、アクションとリアクションです。それも登場人物すべての人の。
だから、自然と全体を見回し、自分も相手もそのほかの人も見つめます。
どこかの政治家のように「熊手を買って8億円」という言い訳で、本当に国民が納得すると思っていたとしたら、国民を心底バカにしていることだし、本気で思っていたとしたら、想像力の欠如も甚だしいと思います。
某国民放送の会長にしても、日本国のトップから諸々の政治家たちの失言失態の数々を見るにつけ、この「想像力」の欠如はなんだろうかと思います。
物事には、すべて正解がなく、正解を少しでも引き寄せるためには、自分の心で感じ、自分の頭で考えることだと思います。
私が提唱したいと思っていることを諏訪中央病院の鎌田實先生がおっしゃっています。
「○に近い△を生きる~ 正論や正解に騙されるな~」(ポプラ新書)で、たった一つの正解に縛られるのではなく幾つもある「別解」の中から、○に近い△を見つけようと提唱されています。
私は、「別解」を見つけるには、自分の心で感じ、自分の頭で考えること・・・そのためにシナリオを書くことで、アクションとリアクションを考えることで、自然とその力(想像力+創造力)を身につけて欲しいと思っています。
シナリオ・センターは、4月からもまた「日本中の人にシナリオを書いてもらいたい」と叫び続けます。
子供の頃から考えることを学んでもらうために、未就学児からシナリオを学んでほしいと願っています。
ご一緒してください。