シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。
シナリオ・センター代表の小林です。今日は外なのでご報告だけ。
嬉しいニュースです。
出身ライターの森下佳子さんが、向田邦子賞を受賞されました。
おめでとうございます。
「どうってことのないシーンでも、落語のような会話でキャラクターが生きてきた」(池端俊策選考委員)とセリフ回しの巧みさなどが評価され、選考委員会全員一致で選ばれたそうです。
NHK「ごちそうさん」をみてのことかと思いますが、セリフ回しだけじゃないのですよね、森下さんの巧さは。
キャラクターの作り方、動かし方がうまいから、セリフが生きてくる・・・役者さんたちもやりやすく、ご自分の役に感情移入ができて楽しかったのではなかったかと思います。
森下さんは、向田さんの作風に似ているなと思っていました。
だから、この賞を獲られたことはとてもうれしいです。
さりげないセリフに、実は辛辣な言葉がこめられ、真実を抉り出してみせる・・・向田邦子さんの世界に、とても似ていると私は思っています。
本当におめでとうございます。