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代表 小林幸恵が毎日更新!
表参道シナリオ日記

シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。

ドラマ作りとはなんだ!

シナリオ・センター代表の小林です。連休明けは、仕事が溜まりにたまっていてつらーいです。

 

今月の大きな私のルーティン以外の仕事は、通信講座のテキストの改訂とサマーセミナーのパンフレットづくり。
どちらも急ぎであります。()

通信校正

今日は通信講座のテキストの校正があがってきました。
通信講座のテキストは、新井が作ったもので、1984年に初めて作られました。
その後何回かの改訂の後、最後に改訂したのは2006年。
今回は新井の手でなく、私たちの手で改訂されます。
講師も含めて、今の受講生の方にわかりやすいように、考えました。 

悩んだのは、新井が例題に出しているシナリオが、昭和初期の話なので、ちょっと今の受講生の方には違和感があるのではないかと思われるところでした。
ですが、例題のシナリオのドラマになっていなさ(その頃の受講生が書かれたものですが)は、決して古臭いからではなく、今もなお、多くの受講生が陥っているものだということに気がつきました。
さすがに新井の教えは、すごいと思いました。初心者の方が陥りやすい基本をしっかりととらえており、これは古いとか新しいとかの問題ではないということが、今回改めて思い知らされました。
漠然と思っていたことが、実際に形にしたものを見たとき、よくわかったのです。
久々に手にしたテキストに、私の方が勉強させられてしまいました。

そこでびっくりしたのは、なんとこの陥りやすい問題点は、実はサマーセミナーでなんとか解決しよう、受講生の方にわかって欲しい、チャレンジしてほしいと企画した内容と同じだったということです。
足りないところ、陥りやすいところって、不変なんですね・・・基本というものは揺るぎないものだということです。 

サマーセミナーは、ストーリーを描くのではなくドラマを描くことだという基本中の基本がテーマなんですが、みなさん当たり前だと、今更勉強しなくてもと思っていらっしゃるのでは。
でも、申し訳ないことに大半の方が、ドラマではなくストーリーで終わってしまっているということ。
ドラマを描いて、グランプリをとりましょう!

この夏は、猛烈!ドラマ月間ということで、夏休みならぬ、夏執筆にしていただこうと、サマーセミナー&長編ドラマ講座を開催します。
通信のテキストで、再びシナリオの面白さに火がついてしまった私です。

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