シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。
シナリオ・センター代表の小林です。ここのところ、東京では地震がありますが、被災地東北からの「忘れないで」メッセージのような気がして、集団自衛権より、復興に力を注ぐ方が先だろう!と突っ込みを入れたくもなります。
私自身も「忘れない」つもりでいるのですが、どこかどんどん他人事になっているようで、まだまだ復興にほど遠い東北への想いを新たにしなければと思っています。
昨日は、日本テレビの神蔵チーフプロデューサーがおいでくださり、ライターズバンク限定のガイダンスを行ってくださいました。
120名以上のライターズバンク登録者の方が集まり、番組に合わせたニーズに則した企画の立て方についてのお話を伺い、脚本家ではないプロデューサーという今までと違った視点での企画づくりを熱心に聞いていました。
神蔵さんは、小説家の方のお話を例に、書いたときは作品だが、放映するときは商品になるという自覚を持って、売れる商品づくりを考えることが大事だとおっしゃっていました。
シナリオ・センターでも、昨年暮、作家集団の新井講師が「売れるシナリオ39 シナリオ商品化計画」という講座を行い、作品から商品にするための39の方法を教授しましたが、まだまだ商品という意識は薄いように思います。
今回、新しい出会いを期待してくださって、お話だけでなくチャンスもいただきました。
商品として通用するかを肝に銘じて、このチャンスを掴み取ってください。
ライターズバンクは、誰でもが登録できるわけではありません。
すべての研修が終わりデビューのための研修を続けている作家集団の方、コンクールに入選して公に力があると認められた方しか登録することができません。
こんな縛りがあるにもかかわらずライターズバンクには600名以上の方が登録しています。
なぜか?。ほとんど、90%以上のコンクールにシナリオ・センターの受講生が入選されるからです。
シナリオ・センターで学べば、基本の技術がしっかりできるので、認められるだけの力がつくのです。夢ではないのです。
まだ登録資格のない方は、登録できるように基本の技術を磨きましょう。
ライターズバンクの皆さんは、低迷しているテレビドラマを活性化できるのは私たちだと自負を持って、このチャンスに今まで培った力を出していきましょう。