シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。
シナリオ・センター代表の小林です。サマーセミナーの支度で忙しく、なかなか暇になりません。
劇団ひとり原作・監督の「青天の霹靂」(東宝)が公開になりました。テレビなどの宣伝では、劇団ひとりさんを全面的に出しての展開ですが、脚本は、橋部敦子さんが書かれています。
さすがに、カットバックの使い方など橋部敦子さんのうまさが光っています。勉強になりますから、ぜひともご覧ください。
映画の魅力は、長編に限りません。
5月31日、6月1・4・5・6日の5日間「O!!iDO短編映画祭2014」が渋谷のUPLINKで開催されます。
岡本太郎現代芸術賞、エコアジアニスム賞、伊参スタジオ映画祭、函館港イルミナシオン映画祭など数々の賞を取られた出身監督・脚本家の澤田サンダーさんの「私は知っている、私は知らない」(上映時間17分)が上映されます。
あらすじ:できて間もないビルに来ている男。だが、その場所は、彼がもっとも近寄りたくない場所だった・・・。
奇遇にも、シナリオ・センターからもうおひとり通信作家集団の石川浩子さんの「フラ☆フラ♪フラ!」(上映時間16分)も上映されます。
あらすじ:売れない役者優介は、元彼女の結婚式を抜け出して海にやってきた。そこでフラの練習をしている少年と出会い、踊るうちに優介の心は徐々に晴れていく。ハワイの大会で優勝するのが夢だと語る少年を応援する優介だったが、いつの間にか眠ってしまい・・・。
この映画祭はフリーペーパーO!!iDOから生まれた映画祭だそうで、今回で4回目。コンクールではありませんがえりすぐられたものが上映されるそうです。
たまたまですが、おふたりの上映日も一緒で6月1日18:30スタートです。短編をご自分で作るというのも面白いですね。
7月に開催するサマーセミナーでは、20枚シナリオから長編シナリオを創られ、入選の栄冠を得られたお仲間4人の方にお話をお聴きします。
20枚シナリオは、ショートストーリーではなく、ディテールを描くものだからこそ、長編に膨らませられるのです。
20枚シナリオでショートストーリーを書かれている方は、短編になります。
短編映画と長編映画のつくりの違いを知ると、20枚シナリオをどう書けばいいのか勉強になりますので、短編映画も見てください。