シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。
シナリオ・センター代表の小林です。昨日は、悲しく悔しい一日でした。
でも、昨日の日記に、多くの方のご賛同をいただき、嬉しかったです。ありがとうございます。
ちゃんと考えようよ、もっと想像力をたくましくしてよ、ちゃんとと伝えようよ、他人の話を聴こうよ・・・これだけのことですが、なぜお上はできないのでしょうか。
私が想像するには、政治家にとっての人(ひと)は、人(ひと)ではなく他人(ひと)だからだと思うのです。
だから、た・に・ん・ご・と(他人事)。
私が苦しい思いをするわけじゃないもん、戦争で死ぬのは私じゃないもん、身内じゃないもん・・・ってね。
琉球新報に掲載されていたのですが、100年も前にデンマークの陸軍大将が「戦争絶滅受合(うけあい)法案」を発案したそうです。すごい名前の法案ですね。(笑)
内容は、「開戦後10時間以内に、砲火飛ぶ最前線に次の順で一兵卒として送り込む。(1)国家元首(2)その親族(3)総理、国務大臣、次官(4)国会議員(戦争反対者を除く)(5)戦争に反対しなかった宗教指導者。さらにその女性親族は最前線の野戦病院で看護に当たる」というものだそうです。
他人事でなくなれば、戦争などやらない・・・1982年に作られた糸井重里さん、浅葉克己さんのポスターがまた脚光を浴びています。
「まず、総理から前線へ」よろしくお願いしまーす!
人の命にかかわることを簡単に決めてはいけないのです。
しかも、殺されるだけでなく、殺さなければならない立場が生まれることを想像していただきたいのです。原発も同じではないでしょうか。
ちゃんと国民の命と向き合って守る。それが、国を守るという最低レベルじゃないでしょうか。
私は、ロクでもない大人たちから守るためにも、子供たちが戦争に行かないように、子供自身に自分で考え、想い、伝える力をつけてもらいたいと思っています。
7月12日は、アップルストア渋谷とシナリオ・センターがジョイントして、子供たちの想像力・創造力をグングン引き出す物語作りのワークショップを行います。
創った物語は、アップルストアで、iMOVIEというアプリを使って、撮影、編集するという楽しいもの。
楽しみながら、ちゃんと自分で考え、自分しか作れない物語が創れる・・・これがシナリオ・センターの子供シナリオ教室の醍醐味です。
四角四面に考えましょうといっても、人は考えられません。
楽しみながら自然にできてしまう。シナリオ作りのノウハウにはその力があります。
夏休み7月30・31日には、鎌倉市川喜多映画記念館で「子供シナリオ教室2014」を行います。こちらも、ご参加ください。
子供の可能性を感じたい方、8/12・13・14 (10時半~16時)「川喜多映画記念館・子供のシナリオ教室」で創った過去作品の上映会もあります。
ご覧いただくと、子供にはたくさんの未来を用意してあげなければいけないと心から感じると思います。
怒ったり、悔しがったり、悲しがったり、喜んだり・・・忙しい私です。