シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。
シナリオ・センター代表の小林です。九州の方は、大雨とか大丈夫でしょうか。東京も薄曇り・・・そろそろ雨が降るのかな・・・国民の涙雨でしょうか。
涙と言えば、100万人以上のたくさんの方の涙を絞っている「99のなみだ」シリーズをはじめ、リンダパブリッシャーズの涙本。(っていうのでしょうか(笑))またまた、泣かせる本が出ました。
涙がこころを癒す短編小説集「少年のなみだ」「少女のなみだ」(リンダブックス刊)です。
ライターズバンクの方々が想像力と創造力で、すてきなお話を書いてくれました。
悔し涙と違って、暖かな涙は心を癒してくれます。
人を想う心に溢れているからこそ、優しく泣けるし、暖かな涙がこぼれます。
人を想う心がないと、こういうお話は書けません。
『少女のなみだ』
「ベンチウォーマー」 竹之内響介さん、「セメントベビー」谷口雅美さん、「SING IN THE BATH」蛭田直美さん、「ママに伝えてほしいこと」佐川里江さん、「飼い猫の掟、申し送ります」源祥子さん、「今日は餃子の日」野坂律子さん、「ビュリンダのロバ」美崎理恵さん、「夢を見る」甲木千絵さん。
『少年のなみだ』
「僕のお父さん」竹之内響介さん、「うそつき」谷口雅美さん、「Fの壁」蛭田直美さん、「ぼくとお母さんとコータロー」佐川里江さん、「おばあちゃん、もう1回だけ」源祥子さん、「父の背中」野坂律子さん、「幸せな風景」美崎理恵さん、「回り道」甲木千絵さん。
シナリオを学んで書かれた小説の特徴は、読んでいるとシーンが浮かぶこと。
先日、ご紹介した猫弁シリーズの大山淳子さんや大ヒット中の「超高速!参勤交代」の土橋章宏さんのご本もそうですね。
だから、映像化にしやすいというのもあるかもしれません。そして、難しいことを優しくといわれるように、わかりやすく描くことができるので、どんどん読み進むことができるのです。
映像的なみせかたができるので、読んでいて臨場感が出るからですね。
小説家を目指す方も、いえ小説だからこそ、しっかりと映像表現を学んでください。ドラマを目指す方はもちろんですよ。(笑)
ジェームス三木さんは「テーマや素材は素人とプロの差もない。違いが出るのはディテール、技術なのです」と仰っています。
プロを目指して、技術をしっかり身につけましょう。
シナリオ・センター代表 小林幸恵 著 BookBeyond http://bit.ly/Ue2KM7
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シナリオ・センター 堀江史朗 著 BookBeyond http://bit.ly/1kE1pb3『ラジオドラマの書き方』ラジオドラマの第一人者である堀江史朗氏による『ラジオドラマの書き方』。
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