シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。
シナリオ・センター代表の小林です。風速75メートルという大型台風が接近しているとか。
沖縄は全島避難勧告がでました。風速75メートルって、2トントラックが横転する強さだそうです。くれぐれも気を付けてください。
自然、天候に脅かされるたびに思うのですが、自然や天候とは、コミュニケーションがとれないのですから、これにはきちんと備えるしかないんですね。
ですから、台風・火山・地震国の日本は、この脅威に対してはしっかりと日本政府が備えるべきなのです。
やれ、侵略だ、戦争だ・・・と政府は脅かしますが、こちらは人ですからコミュニケーションがとれるのです。
平和憲法だけではだめだという一方的に言い募るしかできない政治家や官僚は、話し合いがうまくできない己のコミュニケーション力のなさを露見しているだけです。
こういう人こそにシナリオを教えてやりたい私です。台風には無理だけど・・・。
かわいい本ができあがりました。ジュニア向けの胸キュンラブストーリーです。
ひとつは、「12歳~きみのとなり~」(小学館ジュニア文庫刊)作家集団の辻みゆきさん執筆です。
漫画が原作なのですが、設定だけでお話は全くオリジナルストーリー。
小学校最後の夏休みの甘酸っぱい小さな恋が描かれています。
この小説は第3弾で、「12歳~だけど、すきだから~」「12歳~転向生」から続いて書かれています。
読ませていただいて、ウン十年前の淡い恋心を思い出しました。(笑)
もうひとつは、「キミは宙のすべて たったひとつの星」(小学館ジュニア文庫刊)作家集団の新倉なつきさん執筆。
新倉さんは、他のペンネームでもジュニア小説をたくさん書かれていらっしゃいます。
12歳よりちょっと上で、中学3年生が主人公。ピュアラブだけど、ちょっとあぶないかわいい恋が描かれています。
主人公の莉花をとりまく男の子たちもとても魅力的にえがかれていて、表題のほかのアナザーストーリーも莉花への想いがいっぱい詰まっています。
辻さんと新倉さんは、作家集団の同じクラス。
同じクラスの仲間が同じジャンルを、同じ出版社から出す・・・シナリオ・センターの皆さんがたくさん活躍されているからこそ起こる現象ですね。
ありがたいことに、テレビ局で、映画会社で、出版社で、アニメ界で、ゲーム界で、漫画原作で・・・etcetc、同輩、先輩、後輩がご一緒させていただくことが多くなりました。嬉しいことです。
シナリオ・センターとしても、来年創立45周年でもあるし、出身ライター、ライターズバンクの何か絆ができる仕組みを作りたいです。
脚本家は、アウエィで常に勝負する一匹狼ですから、お互いに助け合えたり、コミュニケーションとれたりする、なんだろう、故郷コミューン(ってなんだ?)みたいなものをつくれたらなあ・・・って。
皆さんが活躍されているからこそ、楽しいお話がいっぱい考えられます。ありがたいことです。